炎のギタリスト

bearsmick2010-07-22

東京のマイミクさんの店(ベアーズ・カフェと同じような音楽系の飲食店)が、今月一杯で店仕舞いするとか、誰か代替わりしてくれる人を求めているとか、ベアーズ・カフェとは事情が違うのでしょうが、他人事とは思えない今日この頃、全く持って相変らずの閑さで困っています。ほんとみなさん外で飲むというか親交を深めるといったことをしなくなっているのでしょうか。(泣)
そんな泣き言を言いつつ、今夜もせっせとVHSをDVD化していました。ほとんど忘れかけていたものが多いので、けっこう新たな感動や刺激を受けたりもするんですが、それらの作品を次見るのは一体何時になるんでしょうか?(笑)
そんな中、今日取り上げるのは、2000年の映画作品「炎のギタリスト/ジミ・ヘンドリックス」というもの。何でも日本では上映されなかったようですが、WOWOWで放送されたものを僕が録画していたんですね。
多分5年位前になると思うのですが、その時に観たはずなのに内容は全く覚えていませんでした。もっともジミ・ヘンに関しては、本人のドキュメンタリーやライヴ&インタビューの映像はけっこう残っているので、そう目新しさは無かったのですが、この作品はちゃんとした俳優さんが演じている伝記映画というところに味があります。(笑)
ジミ・ヘン役のウッド・ハリスは、映画「レイ」レイ・チャールズを演じたジェイミー・フォックスのようには似ていないのですが、当時の映像をも交えた作りは、けっこう見応えがありました。特にライヴ・シーンなんか本当のステージを観ているかのようです。
ポップスとロック、コマーシャリズムとアーティスティックといったアンビバレントな軋轢の中でもがいたミュージシャンは、ジミ・ヘンだけではなかったはずですが、そんな先達がいたからこそ、その後のロックの隆盛があったわけですね。
ステレオ・タイプな「セックス、ドラッグ&ロックンロール」なロック観も如何なものかとは思うのですが、実際、その当時は現実にあったことなんでしょうね。
映画上のセリフとはいえ、実際ジミ・ヘンが語ったであろう言葉にも耳を傾ける価値はあるかもしれません。まっ、映画としては、まぁ、まぁの出来と思いますが。