休日にグレイトフル・デッドを聴く

bearsmick2010-07-19

楽しかった日曜日のライヴ&その後の宴会。朝まで大いに飲み語りあっていたので、さすがに昼過ぎに起き出した時もまだ酔いも残っていて、ちょっとお疲れモードでした。
とはいえ今日は、ベアーズ・カフェもお休みなので、ユックリ出来るのが嬉しい事実。まだ痺れが残るアタマをしっかりさせようとうちにお泊りのHORI&トクちゃんと三人で、ざる蕎麦の昼食(いや朝食だね)を頂いた後、温泉へ行きました。
すっかり梅雨も明けたようで、頭上には真夏の太陽がギラギラと輝きを見せているのですが、庇の影で露天風呂に身を浸しているとまるで天国のよう、思わず「極楽、極楽」と口走ってしまいそうです。(笑)
ユックリ過ごした後、それぞれ家に帰っていったのですが、昨日も書いたように新しい友人が出来たようで充実感がある嬉しい今日です。それにしても鬱陶しい梅雨の後、急の真夏日、ほんと体調も崩してしまいそうですが、体調管理には気をつけないとね。なんといっても貧乏な僕には健康くらいしか財産はないのだから。そして楽しみを味わうには、やっぱり健康じゃないとね。(笑)
家に帰って来てからは、昨夜のライヴで演ってくれた「ブラック・マディ・リヴァー」を本家のグレイトフル・デッドのCDで聴いていました。この曲は1987年発売のアルバム「イン・ザ・ダーク」の最後を飾る、優しいジェリー・ガルシアの歌とギターが堪能出来る名曲です。
それまでヒット・チャートには縁がなかったグレイトフル・デッドでしたが、このアルバムは当時のCDチャートでトップに立って、一躍スーパーな人気グループになったそうです。そのおかげで、良くも悪くもコンサートに足を運ぶ人の数が増えたそうです。
1960年代のカウンター・カルチャーのオピニオン・リーダー的な役割を担って来たグレイトフル・デッドが、名実共にアメリカを代表するロック・バンドと認知された記念碑的なアルバムなのかもしれません。
「タッチ・オブ・グレイ」では、時代が変わってそんなに周りも良くはなっていないけど、髪にも白髪が増えたけど、俺たちはどうにか上手くやっていって、生き残れるさと歌い、「ブラック・マディ・リヴァー」では、暗くて泥だらけの川辺を自分だけの歌を口ずさみながら一人で歩いていこうと歌っています。時代が変わっていこうとも(アメリカではヒッピーからヤッピーへ、日本ではバブル期を迎え物欲に支配された時代)自分が信じるものに対してブレずに生きていくことへの覚悟を表明していているようです。
そしてグレイトフル・デッドが好きな人たちは(もちろんその中に自分も入っていると願うのですが)、少しづつでも、自分が出来る範囲で、そんな生き方を模索しているのかもしれません。