ジャグ・バンドやりたい

bearsmick2010-07-12

W杯も終わってしまったので、これからはまた音楽メインに楽しく生活をしていきたいと思っているワタシです。カミさんからは「もっとするべきことがあるでしょっ!」との叱責が飛んできそうではありますが・・・。(笑)
先日、宮崎に住むmrtastyさんから、「マザー・マックリーズ・アップタウン・ジャグ・チャンピオンズ」のCDを頂きました。というか実はおねだりしたのですが。(笑)
この「マザー・マックリーズ・アップタウン・ジャグ・チャンピオンズ」はグレイトフル・デッドを始める前にジェリー・ガルシアが組んでいたバンドで、メンバーの中にはボブ・ウィア、ピッグ・ペン(ロン・マッカーナン)といったそのままデッドのメンバーになる人もいます。そしてそのバンド名からも分かるように、ジャグ・バンドであり、ストリングス・バンド音楽やカントリー、ブルースといったアメリカン・ルーツ音楽を奏でていたのでした。
このCDは1964年のライヴ録音なんですが、デッドがデビューするのは1965年なので、ある意味長閑なジャグ・バンドからサイケデリックな初期デッド・サウンドへの変化はそりゃ衝撃だっただろうと思います。もっともデッド自体はその後もちゃんとルーツ音楽の要素も失わずに活動してきた訳で「ナショナル・トレジャー(国の宝)」と言われていたのも納得出来ます。
当時のフォーク・リバイバルの波(東海岸のほうが強かったかもしれません)に乗って、ジェリー・ガルシアたちもこのような音楽をやっていたと思うのですが、そこにビートルズローリング・ストーンズなどのいわゆる「ブリティッシュ・インベンジョン」と呼ばれたR&R,ビート・グループの影響が襲ってきた時代だったのですね。
時代はそれからずーっと過ぎてきたわけですが、そんな古い音楽も現代では違った意味で新しくも面白くも聴くことが出来ます。実際日本にも「マッド・ワーズ」をはじめたくさんのジャグ・バンドもあるようで、ベアーズ・カフェでも毎年ライヴを行ってくれているMOONEYが音頭とりをしている「横浜ジャグ・バンド・フェスティヴァル」も毎年盛り上がりをみせているようです。
我がDSDも最初は、サムチンと「ジャグ・バンドをやりたいね。」ということから始まったのでした。が、如何せんジャグ・バンドを分かってくれるメンバーがいなかったので現在のようなロック・バンドになっていったのでした。今でもジャグ・バンドをやりたいと思う気持ちは失ったわけではないので、そのうちやりたいものです。
ところで、読んでくれている人の中にもジャグ・バンドというのをご存知ない人もいらっしゃるかもしれないので、ちょっと説明しておきますと、ギター、バンジョーマンドリンフィドル(バイオリン)、ハーモニカ、カズーといったストリングス・バンドなどで使われていた楽器と共に、大きな壜(ジャグ)や洗濯板(ウォッシュ・ボード)、洗濯タライ&モップの柄&ワイヤー(ウォシュタブ・ベース)、スプーンといった日常生活用具を楽器にして演奏するものです。
ほら、なんだか楽しそうでしょ。ジャグ・バンドやりたいです。メンバーになって一緒にやっても良いと思う人も大歓迎です。