ボブ・ディランのルーツ・ミュージック

bearsmick2010-06-02

古金屋さん曰く「ボブ・ディラン研究中」のミックです。(笑)
このところディランの本を読んだり音楽を集中的に聴いたりしているのは事実ですが、研究するなんて、そんな大それたことをしているわけではありません。まったくもってミーハーなファン気分で楽しんでいるだけです。(笑)
ということで今日紹介するのは、我が国のカントリー音楽/ルーツ音楽の評論家/紹介者として僕も信頼している鈴木カツさんが書かれた「ボブ・ディランのルーツ・ミュージック」という本です。
それこそディランに関する本は世界中で出されていると思いますが、この本がそれらと違うのは、若かりし頃にディランが聴き漁ったであろう、そして影響を受けたであろう音楽やミュージシャンを取り上げて紹介、解説してあるところです。先日ここで紹介したCD「ボブ・ディランの素」の文章版というか、その情報量は凄いものがあります。
ディランの音楽に接してきて40数年、薄々は分かっていたことですが、いかにディラン本人がたくさんの先達の音楽/ルーツ音楽を聴いて、それを取り込んで消化吸収し自分の音楽を作ってきたかが良く分かります。よく言われることですが、「良いミュージシャンは良いリスナーでもある。」ということですね。
巻末には、そのディランがDJを担当していた衛星ラジオ番組「テーマ・タイム・ラジオ・アワー」で放送された曲目表がズラーと並んでいて、これまた資料としても重宝しそうです。
以前、友部正人さんがベアーズ・カフェに来られた際、全く一人のディラン・ファンの姿で「今夜ディランのラジオあるんだけど、聴く!?}って言われていたのを思い出しました。
ディランを聴くとアメリカ音楽(それにちょっとのアイリッシュ・トラッドもまぶして)の奥深さを感じることが出来ます。
話は全く変わりますが、プロバイダーを変更したせいで、メール送信が出来なくなっていました。PCの不調のせいで駄目なのかと思っていたのですが、どうやら設定ミスだったようです。ご迷惑をかけてしまったかもしれません、ここでお詫びしておきます。