ボブ・マーレーの命日だから

bearsmick2010-05-11

昨日の日記に書いたように、今日はボブ・マーレーの命日なので、例年と同じようにボブ・マーレーの歌・音楽や映像を楽しみながら過ごしました。もっとも僕と一緒に楽しもうと思って来てくれたお客さんがいないのはちょっと淋しかったりするのですが。あるぽ君は知ってて来てくれたのかな?
今夜は1978年、79年、80年のライヴのヴィデオを観ました。一般的にレゲエ〜ボブ・マーレーが有名になって流行ってきたのは、1975、6年くらいからだったでしょうか?その時期から亡くなる81年にかけての音源や映像はたくさん残っているようです。
前にも書いたように、当時ボブ・マーレーの音楽にやられていた僕は、1979年4月の初来日コンサートを観るべく再上京して、そのまままた東京に居ついてしまったのでした(だって面白かったんだもん、東京)。そういう意味でもボブ・マーレーは僕の人生にとって大きな存在だったのかもしれません。(笑)
中野サンプラザで観た公演は、その後随分時が経ってからライヴ・アルバムとして発表されたので、その内容を知ることが出来るのですが、実はその時の僕は、ブッ飛んだ状態だったのでよく覚えていないのです。なんとなくボブ・マーレーのタコ踊りのようなダンスの姿は覚えているのですが。(笑)
そんなことを思い出しつつ今夜観たDVD「ザ・リジェンド・ライヴ」は、1979年11月にアメリカのサンタ・バーバラで行われたコンサートを収めたもので、マーシア・グリフィス抜きのアイ・スリーズ(アイ・トゥインだね)とバックにホーン・セクションも従えたウェイラーズという鉄壁の布陣でのライヴ、サウンドも映像もバッチリです。さすがオフィシャルで発売されただけあるクォリティでとても楽しめました。
更に嬉しいのが、ライヴ本編以外にボーナスとしてボブ・マーレーのコメント、メッセージが小一時間に渡って収められていること。彼の音楽にとってラスタファリズムは避けて通れないものですが、その是非はともかくストイックにシリアスに語られる言葉は、理解する上で助けになります。
その他にもお客さんたち(いろんな人種、国籍の人たち)のコメントも当時の様子が伺えて楽しいものでした。確かにボブ・マーレーの音楽は単なるポップスとは一線を画していたのも事実ですからね。僕が好きになった理由のひとつも、当時のロックが失ってしまったモノをボブ・マーレーの音楽の中に見たからでもありました。
久しぶりにたっぷり聴いたボブ・マーレー、やっぱり心に響きました。そしてなによりカッコ良かったです。
蛇足ながら、これまでマーリィーとかマーレィーとか書いてきたのですが、ヴィデオを観てたらどうもマーレーと表記するのが一番合っているようだったので、今日からマーレーと書くことにします。