つるZEEプレゼンツ・・・

bearsmick2010-03-29

遠く東京の大きなライヴ・ハウスでは、ボブ・ディランさんの今回のジャパン・ツアーの最終日が行われていたようですが、ここ九州の片田舎の小さなお店ベアーズ・カフェでは、今日誕生日を迎えた水俣の友人つるZEEが企画したバースデイ・ライヴ・ツアーが行われました。
大阪から「タケQ」ことスワンピーたけし、杉本Q仁美の二人に井山あきのり、シーガン山下と豪華に4人ものミュージシャンを迎えての楽しくも素晴らしいライヴになりました。
昼過ぎに人吉に到着した一行を、先ずはお気に入りの「茶びん」に連れて行きチャンポン&餃子で腹ごしらえ、その後これまたお薦めの温泉「華まき温泉」へ、まぁこれで人吉の名物・名所はOKかと。(笑)
さてライヴのほうは、つるZEEが渋い喉を披露して始まりました。うちのカミさんが好きなボビー・ブランドのカヴァー「メンバーズ・オンリー」の日本語ヴァージョンもまるでトム・ウエイツが歌うとこうなるんじゃにかい?てな感じで良かったです。

次は、シーガン山下さん。奄美を故郷に持つだけあって三線での島歌の弾き語りから始まってレゲエやロックを感じさせるオリジナルの楽曲で楽しませてくれました。いやぁ、良い声してます。女性のお客さんもすっかり魅了された様子でした。


後半には、井山君、Qちゃんも加わってグッとグルーヴ感も増してきます。そしてその二人にスワンピータケシ君が入って、いよいよ「タケQ」のステージ。旅をすることで育んできたその音楽性は、ホンモノにはない面白さが満載です。これ褒めているんですよ、だって僕の趣味とばっちり合うんですもの。アイリッシュ〜アパラチアン・トラッドやテックス・メックス、ケイジャン更にはサザン・ソウル風味など、もう好きモノには堪らないセンスです。


Qちゃんのエレキ・フィドルが良い味出しているのはもちろん、彼女のハーモニカが素晴らしかったです。女性だからか、とても柔らかで優しいビブラートに僕のハートも震えて心の中での中で何回「惚れてまうやろっ!」と叫んだことやら。あっ、もちろん男性陣も良かったんですよ。井山君のシャベリが少なかったのが残念ではありますが。(笑)
そうそう、最後はお客さんもスプーンでカチャカチャと参加しての大盛り上がり、ムーニーが蒔いた種がこんなところでも芽生えて育っているんですね。
今夜のライヴの〆は、つるZEEとナテっち二人による名(迷)曲「せつない願い」。オリジナルはミシシッピー・ジョン・ハートの「マイ・クレオール・ベル」なんですが、この二人の切ない願いな名曲に仕上がっています。(笑)

ライヴが終わったら、つるZEEの誕生パーティーも兼ねてのささやかな打ち上げです。今夜はわざわざ愛知県は犬山からふうさんことO氏もご来店くださり、ありがたいサプライズでした。


ナテっちが住む湯前の名物「奥球磨ロール」という巨大なロール・ケーキをバースデー・ケーキ代わりにしてシャンペンで乾杯、楽しいパーティーになりました。
誕生日を祝うということは、毎度のことながら好きなんですが、今夜のように素晴らしいライヴがそこに加わると楽しさも倍増でした。こんな楽しい時間が続くなら毎日誕生パーティーがあっても良いな。(笑)
今回ベアーズ・カフェ初登場のミュージシャンたち、今後ともよろしくお願いしますね。