スプーンでカチャカチャ、楽しいぞ!

bearsmick2010-02-17

今年も巨人の宮崎キャンプの季節に合わせての九州ツアー中のMOONEYが、ベアーズ・カフェにやって来ました。日倉士歳朗と共にベアーズ・カフェでは多分最多の登場になるのではないのでしょうか。というか、僕がまだ東京・自由が丘で店をやっていた頃からライヴをやってもらっているので、けっこう長い付き合いになったものです。年取るはずだなぁ!(笑)
我が国を代表するジャグ・バンド/オールドタイム・ミュージック、ルーツ音楽の重鎮の一人であるMOONEYは、ほんと真面目に音楽に取り組んでいます。そのおかげで若くて才能豊かなミュージシャンたちにも支持されているんでしょうね。お酒飲んで話していてもその真面目さと面白さは伝わってきます。
という訳で勝手知ったる他人の家と言う感じで、早めに人吉に着いたMOONEY(今回は列車での到着でした)は我が家でノンビリしてから、夕方にベアーズ・カフェに行き、チャッチャッと弦を張替え、サウンド・チェックも済ませました。いくら一人とはいえその手早さは特筆モノです。(笑)
軽く腹ごしらえをしてからライヴが始まったのですが、やっぱり今夜のベアーズ・カフェもマンズ・マンズ・ワールドな展開です。渋く味があるムーディーな歌を聴かせるMOONEYだからもっと女性客が多くても良いようなものですが、やっぱりマスターである僕の影響が強いのでしょうかね。(笑)


今年も八代から来てくれた親君をはじめ、みんなにスプーンを配ってセッションです。つるZEEはマイ・スプーンを用意していました。

ともあれ今夜も楽しく盛り上がりました。来てくれるミュージシャンが声を揃えて言ってくれることなんですが、ベアーズ・カフェにはほんとに音楽が好きな人が集まってくれるので演りやすいのだそうです。そしてそれなりに音も良いらしいです。もちろん、そこに素晴らしい音楽があるからなのですが。
昨年出したホーギー・カーマイケル(「ジョージア・オン・マイ・マインド」や「スター・ダスト」「ロッキン・チェアー」の作者として有名です。)へのトリビュートCDからの曲を中心にたっぷりとMOONEYの世界を歌ってくれました。ほんと歌が上手です。僕も半分でも良いから上手くなりたいものだと聴くたびに思います。

ライヴを終えてからは、みんなと一緒にテーブルを囲んでの音楽談議に花が咲きました。来年は、上機嫌楽団のメンバーとセッションの約束もしました。もちろん家に帰ってきてからもまだまだ酒宴と会話は続いたのですが、僕より2歳年上のMOONEY、元気だなぁ!
ともあれ、来年もよろしく。楽しいライヴをみんなで一緒に経験しようではありませんか!