ワトキンス・グレン

bearsmick2010-01-30

僕が大学2年生の時、友人から「アメリカでとてつもないコンサートが行われたそうだよ。それにはアメリカを代表する三大バンドが出演したらしいよ。」と聞いた事をまるで昨日のことのように覚えています。(東海林君、元気してる?)
その三大バンドとは、オールマン・ブラザース・バンド、ザ・バンド、そしてグレイトフル・デッドだったのですが、その三つとも僕は(今でも)大好きなバンドなんですが、果たして当時のアメリカを代表しているバンドだったかというと?です。(笑)
ニューヨーク州にあるワトキンス・グレンというカー・レース場(?)で、1973年の7月に行われたというこのコンサート、入場者はウッドストックを上回る65万人を数えたということなんですが、ウッドストックやオルタモントなどのように映画化されていないので、その実体を把握することは出来ません。10年以上前にザ・バンドのワトキンス・グレンでのライヴCDは公式に発表されたのですが、あとの二つのバンドのものは公式には出ていないと思います。
最近、ヤフー・オークション付いていることは先日のこの日記にも書いたのですが、つい興味が向くものを探してしまいます。その中には、もちろんグレイトフル・デッドも入っているので、CDの中にそのワトキンス・グレンのライヴが2種、それぞれ2枚組で出品されているのを発見してしまいました。
公式に発表されているものではないので、海賊盤ブートレグ)ということになるのでしょうが、値段も安かったので、ついポチっと入札してしまったのでした。それも一枚づつ別々の出品者への入札です。後で気づいたのですが、後に気づいた出品者のほうが両方揃っていた値段も安かったのですが。(笑)
ともあれ、手元に届いたCDを楽しんでいます。昔のブートレグと違って今のはそこそこ音も良いし装丁もしっかりしています。ダウンロードでは納得しない、昔ながらのパッケージされたモノに愛着を持つアナクロなファンである僕には、やっぱりジャケットは必要なんです。
で、このCDのジャケットに髭のないジェリー・ガルシアの姿が写っているのですが、この時期は髭をそり落としていたのでしょうか?気になります。(笑)やるたびに赤字になったというオーディオ用スピーカーを積み上げた「ウォール・オブ・サウンド」システムの写真もあるのですが、1973年にあったっけ?という疑問もあります。デッド辞典「スケルトン・キー」によると73年には実験を繰り返していたとあるので、ワトキンス・グレンでも可能性はありますね。

オールマン・ブラザース・バンドの音源と共に、公式な発掘をお願いしたいものです。そして出来れば映像でも観てみたいものです。