今年のベスト10といわれても・・・

bearsmick2009-12-15

以前は、この時期になるとその年に入手したCDやLP、ヴィデオやDVD等を聴きなおし観なおしたりして「ベスト10」を選ぶのが恒例でした。そしてそれをプリント・アウトして店内に貼ったり配ったりしていたものでした。東京時代は、音楽仲間が集まってそれぞれのベストを持ち寄っての楽しいDJパーティーもやっていました。
もちろん今でもそのようなことをやっていらっしゃる方は多いと思いますが、その昔の仲間から「ベスト10を選んで送ってください。」というオファーを頂いたのですが、如何せん今年はというか最近は、新譜はおろかCDをほとんど買えていません。これも世の中の不景気のせいなんでしょうが、それと共に自分から昔のように積極的に新しいモノや刺激的なモノをい捜し求めなくなったこととも関係があるかもしれません。
このことは自分ながらちょっと残念なことでもあるんですが、アラカン(還暦ね、笑)近くの歳になると今まで蓄積してきたものをいかに消化して自分のものにしていくかの方に興味が出てきたのも事実です。オマケに、人吉に帰ってきてから自分でもギターを弾いたり歌ったりするようになったものだから、以前に増してそんな気分になったのかもです。その割には一向に上手くならないのですが、そりゃ練習もしないのに上手くなるはずはありませんよね。(笑)
ともあれ今年は何に感激したのかなぁ?と思って今年入手したものを思い出していたところ、その都度ここでも取上げてきたモノ、例えばグレイトフル・デッドの1973年のウインターランドでのライヴを集めた9枚組ボックス・セットや小坂忠のボックス、そしてはちみつぱいのボックスなど大物箱物やローリング・ストーンズの映画「シャイン・ア・ライト」DVDボックスやウッドストック40周年記念DVD4枚組、ラスト・ワルツの完全版DVD3枚組を思い出してしまいました。
ほら、なんだか完全オヤジの懐かし路線でしょ。実際そんなもんなんですよ。だって、自分の感性がまだ鈍っていなかった若さを持っていた時代に影響を受けたものはきっと一生付いてくるものでもありますからね。(笑)
ということで、これまた閑な今夜はこれらのDVDを観ながら過ごしたのでした。やっぱりベスト10を選ぶのは出来そうもないな、もう・・・。(笑)