前略、テレキャスター様

bearsmick2009-12-09

僕が、今年の2月にギブソンのJ-45ローズウッドというアコースティック・ギターを売って、フェンダーテレキャスター・シンラインを買ったというのは、その時の日記にも書いたのですが、それを知らないはずの豊田勇造さんが、先日のライヴの時に「これ読み終えたから、あげるよ。」といってくださったのが、ここで紹介する文庫本「前略、テレキャスター様」です。
毎年、僕の誕生日の辺りにベアーズ・カフェでライヴをやりに来てくれる勇造さんは、毎回プレゼントを持ってきてくれるありがたい人なんですが、今回もインドのポシェットや伊勢の銘菓「赤福」(偽装問題で有名になりましたね。笑)などを頂きました。そしてこの文庫本もね。
ギターはあまり上手く弾けない僕ですが、手ぶらで歌う度胸もないので、ライヴの時はギターを手にしてリズムを刻んで歌うことが多いです。で、リズム・ギターとして持ってカッコ良いギターは何かと考えた時に、好きなギターがテレキャスターというギターだった訳で、実は遠い昔、学生時代にやっていたバンドの時もテレキャスターを持っていたものでした。もっともバンドを辞めたときに手放してしまったのですが。今持っていたらけっこうヴィンテージ感出てますね、きっと。(笑)
話をこの本に戻すと、その量産型のソリッド・ボディ・エレキ・ギターとしてはギブソンレス・ポールと共に原点といえるテレキャスターのことが豊富な写真と解説してあります。そしてテレキャスターの愛用者であるギタリストとしてローリング・スターンズのキース・リチャードをはじめ、名ギタリストたちの紹介もあり、そこには僕が好きなクラレンス・ホワイトやスティーヴ・クロッパーといったギタリストが名を連ねています。
更に日本のミュージシャンたちも、Dr.Kこと徳武弘文を始め、くるり岸田繁ザゼン・ボーイズ向井秀徳、GO!GO!7188の中島優美などのギタリストたちが取上げられています。
ヴィンテージモノは、それは美しくて素晴らしいですが、ギターはやっぱり楽器なので使ってナンボ弾いてナンボという気がします。こんな本を眺めているだけでも楽しくなってくるのですが、持っているギターを使ってどんな音楽を作り出すか、そちらのほうに興味があります。
DSDは今年のライヴはもう終了したのですが、さて来年は今年以上に頑張って楽しもうと思った次第です。