イマジン

bearsmick2009-12-08

ジョン・レノンの命日ということで、毎年のことなんですが、ベアーズ・カフェではジョンが残した音楽やメッセージを音源や映像で楽しみながらちょっと考えてみるということやっています。もっとも店に来て一緒に楽しむという人がめっきり減ってしまったのが残念ではありますが。(苦笑)東京時代には、「ここに来れば、きっとジョンが聴けると思って来たよ!」と嬉しいことを言ってくださった、元はちみつぱいのベーシストで現在はオーディオ評論家の和田博巳さんのような人もいらっしゃったのですが・・・。
今夜も一人で映画「ピース・ベッド〜アメリカvsジョン・レノン」を観たり、「レノン・リジェンド」を観たりしていたのですが、宴会帰りであろう若い人たちは、ジョンの命日など関係なく盛り上がっています。(笑)
いやはや今年も参ったなぁ!と思っていたところにビートルズ・バンドで活働していてDSDともよく対バンになる僕の痛風の主治医でもあるGちゃんが、息を切らせてやって来ました。なんでも飲み会の帰りにジョンの命日である12月8日のうちにベアーズ・カフェに来てジョンの歌を聴きたかったそうです。嬉しいなぁ、こんなお客さん。(笑)
後30分で日付が変わるという時に間に合ったGちゃん、ちょうどその時にかかっていたのは、ジョンの生前最後のステージになったという1975年4月18日のコンサートの模様。なんだかお金持ちそうな観客の前で、赤いつなぎを着てギターを弾きながら「イマジン」を歌うジョンの姿がおかしいのですが、「イマジン」というバッチリなタイミングに二人してビールで乾杯したのでした。(笑)
「イマジン」は、ジョンの歌の中でも相当の人に知られている名曲だと思うのですが(恥ずかしながらDSDもキヨシローの訳詞にちょっと手を入れて歌っています。)、その内容からあの9.11の事件の後、放送自粛の措置にあったというのを思い出しました。で、そこで亡くなった人たちへの追悼コンサートでニール・ヤングが敢えてこの歌を歌ったということも、「さすがニール、ロックだっ!」という思い出になっています。


ということで、今夜の〆はその時のライヴ・パフォーマンスをヴィデオで観ることにしました。自分の信じることを権力におもねずしっかり表現できる態度のことを僕はロックだと言いたいと思います。