神の音楽+悪魔の音楽=サイコー!な音楽

bearsmick2009-11-12

結局、また伯父さんは入院することになり、昼過ぎに病院へ連れて行きました。今日は日倉士君のライヴがあるので、時間的にはバタバタです。もっとも日倉士君はもう何度も人吉/ベアーズ・カフェにもウチの家にも来ているので、時間だけを打ち合わせして、直接自宅へ来ることになりました。
さて家に着いた日倉士君は、市内のホーム・センターで買ってきた半田鏝を使ってギター&機材のメンテナンスを始めました。毎回たくさんのギターやエフェクター類を使うので、そのメンテも大変そうです。張り替える弦だけでも相当お金と手間がかかるそうで、今回のツアー用の弦だけでも3万円以上かかっているそうです。職業上の投資とはいえ大変ですね、ギタリストは。そもそも変則チューニングとカ変わったギターが多い日倉士君、今回も6本のギターを使っていたのですが、所謂普通のギターは一つもなかったですから。(笑)

このように足元にはエフェクターの類、周りにはギターが所狭しと並びます。今回初お目見えの3本のギターが掛けられる左端のギター・スタンドの注目!
今夜のライヴは、リハの時から凄く良い音で、自分たちもビックリするくらいでした。これもまたマスターの気が入っているからでしょうか?!リハの後、いつものように行った「茶びん」の餃子とビールのおかげかもしれませんが。(笑)
冗談はともかく、ほんとに今夜のライヴは素晴らしいものでした。今年はセイクリッド・スティールなゴスペル・アルバム「スティール・メイド」とその発売記念ライヴを収めたDVDも発売されたとあって本人もノッているのかもしれません。
先ずは、そのセイクリッド・スティールな神の音楽から第1部のスタートです。


有名なゴスペル音楽をはじめ、自身のオリジナルも優しくたおやかなノリの曲が続きました。
さて休憩を挟んでの第2部は、彼本来の悪魔の音楽(?笑)。そうブルースの出番です。今夜も日本語で歌うロバート・ジョンソンの名曲をはじめグイグイと引っ張るアグレッシヴなスライド・プレーが爆発です。

この形のラップ・スティールも初登場かも。

1920年代製のワイゼンボーンもすっかりお馴染み、良い音してます。


メタル・ボディのドブロでのブルースの時は、はるばる宮崎から駆けつけてくれたMRTASTYさんのイカしたブルース・ハープも登場。やっぱ上手いなぁ、MRTASTYさん。

最後は、エレキでの豪快なスライドで、エルモア・ジェイムス〜ハウンドドッグ・テイラー・マナーな名曲「シェイク・ハンド・ブルース」「シェイク・ユア・マネー・メイカー」と続きます。それにしてもこんなハイ・ポジションでの演奏、相当耳が良くなければ出来ることではありません。さすがプロです。
大盛り上がりでライヴは終わったわけですが、今夜はそれからのアフター・アワーズ・セッションがまた楽しく盛り上がりました。



有山君、りゅうじ君、そしてナテっち、サムチンといったフリー・マイクの常連たちが変わりばんこに披露していきます。翌13日はフリー・マイクの夜なので、2晩連チャンとなるんですが、大丈夫でしょうかね彼ら?(笑)


もちろんMRTASTYさんもギターを弾いて歌ってくれました。そこに日倉士君も参加しての豪華なセッションです。いやぁ、楽しかったです!こんな夜があるからサイコー!と辛い日常も乗り切ることが出来るんですよね、ブルースな人生を送っている僕も。(笑)
たっぷり音楽の幸福感に浸った今夜のライヴでした。まだこんな経験をしたことがない方、是非経験しに来て下さい。ひょっとして人生も変わっちゃうかもよ。