はっぴいな日々

bearsmick2009-10-14

今夜のサッカー、日本vsトーゴ戦もあるぽ君と二人でTV観戦していたのですが、ワールド・カップ・ドイツ大会には出場したものの来年の南アフリカ大会への出場を逃したトーゴのヤル気の無さと遠征疲れで、どうにもしまらない試合になってしまいました。
それでも日本代表は、自分たちの攻撃の形をおさらいするかのように5点取ったことは評価してもいいと思います。が、あれだけあったコーナー・キックを活かしきれなかったのは問題ですね。岡崎は絶好調、初スタメンの森本も点を取ったし、この二人でツー・トップという編成になるのでしょうか、来年が楽しみです。特にゴール前で身体を張れる森本は期待大ですね。
さてTV中継も終わって、今夜は1999年に行われた松本隆トリビュート・コンサート「風待ちコンサート」のヴィデオを観ました。何故か先日ナテっちが来店してから「はっぴいえんど」がちょっとしたブームなんです、ベアーズ・カフェでは。1970年から72年から今での約3年間くらいしか活動しなかった「はっぴいえんど」でしたが、もちろん当時から僕は大好きでした。
僕は1972年に上京したので、幸いなことに日比谷野音をはじめいろんなところで「はっぴいえんど」のライヴを観ることが出来ました。当時は日本語でロックが出来るか?など、今では考えられないような論争もあった時代です、彼らが演っていた日本語のロック、それもブルースやハード・ロックではないアメリカ西海岸ぽいロックは本当にカッコよかったものでした。
当時はまだPAもなかった時代、彼らのようなアンサンブルで聴かせるバンドは不利だったわけで、演奏がヘタということも言われていたようですが、今聴ける当時のライヴ音源を聴くと、ちゃんとした上手いバンドだったことがよく分かります。特に細野さんのグルーヴィーなベースと弾きまくらないツボを押さえた鈴木茂のギターは最高ですね。
そうそう話を元に戻しますが、何故「風待ちコンサート」のヴィデオを観ていたかというと、時代が時代なだけに当時の様子を収めた映像はあまり残っていません。このヴィデオはドラマーだった作詞家松本隆の作品を現代のミュージシャン達がカヴァーしている様子が収められていて、最後に細野さん、鈴木茂、そしてなんとドラムに松本隆というライン・アップでのライヴが入っているからです。はっぴいえんどの4分の3が集まった貴重なシーンですね。それにしても多くのオファーがあるであろう残りの一人大瀧詠一さんは全くこのようなものには出てきませんね。ファンはみんな待っていると思うのですが。(笑)
現在聴いてもはっぴいえんどの音楽は、そう古臭さを感じさせません。それどころか新しい発見があるくらいです。もうちょっとベアーズ・カフェでのブームは続くかもしれません。
ところで、冒頭の写真は、名作の2枚目「風街ろまん」。ジャケットに描かれたメンバー4人の顔はちょっと怖いですが、昔東京時代にDJイベントをやっていた時、仲間がこのジャケットを使ってTシャツを作ってくれました。えぇ、着ましたともそのTシャツ。僕のおなかに4人の顔、想像して下さい、なんだか凄いでしょ。(笑)