やっぱりザ・バンドが好き

bearsmick2009-10-06

このブログを読んでいらっしゃる方はご存知でしょうが、僕は音楽が好きです。今まで世界中の音楽を聴いてきたのですが、結局は若い頃に多大な影響を受けたロックが好きで、その中でもアメリカのルーツ音楽、ブル−スやソウル、カントリーやフォークといったものの流れの中にあるものが一番しっくり来るようです。
ボブ・ディラングレイトフル・デッド/ジェリー・ガルシアは本当に大好きで、始終聴いているのですが、あまり積極的に気にしていなかったのに、実は相当好きなんじゃないかと気づいたものにザ・バンドがいます。(笑)
当たり前にザ・バンドの音楽は若い頃から聴いてきたし、オリジナル・メンバーでのアルバムはLPで全て持っています。再結成後、メンバー・チェンジしてからのものもきっと全てCDを持っているはずです。そして2枚組みのベストCDもCD時代になってから出たライヴCDも2種類のボックス・セットとラスト・ワルツのボックスも持っています。どうです、こう考えてみるとちょっとしたマニアにも見えるでしょ。ところが本人は、好きなんだけどそうなに大ファンだと自覚したことはなかったのでした。(笑)
今夜、店で閑しているとあるぽ君が「これ持ってないでしょ?」といって2007年発表のレヴォン・ヘルム(元ザ・バンドのドラマー&シンガー)のCD「ダート・ファーマー」を持って来てくれました。このところ貧乏なのでCDはあまり買っていませんが、こうやって気になるCDはどうにか聴くことが出来ている状況はありがたいものです。
で、早速聴いてみたのですが、いやぁ良いですね。渋いです。土の香りとアコースティックでルーツィーな感じが堪りません。
ザ・バンドには、レヴォン・ヘルムの他にもリック・ダンコ、リチャード・マニュエルと3人のシンガーがいて、それぞれに素晴らしい喉を披露してくれていたし、その独特なコーラス・ワークも大好きでした。残念ながらレヴォン・ヘルム以外の2人はもう亡くなってしまったのですが。
ということで、あるぽ君とザ・バンドのライヴ映像を一緒に観ました。ザ・バンドが活動した時代には、まだヴィデオ録画が一般的ではなかったので、映像そのものが残っていることは少ないです。解散コンサートの模様を収めた映画「ラスト・ワルツ」や最近になって蔵出しされた1970年の「フェスティヴァル・エクスプレス」といった映画でその動く姿を観ることが出来たのと2作目のボックス・セットに収められたDVDには心躍らされたものでした。
そして今夜のDVDは、ちょっといけないモノ、所謂コレクターものといわれるブートレグです。画像は悪いのですが、ファンとしては観らずには終えないもの?だったりして。(笑)なんだ、僕ってけっこうなファンなんじゃん!(笑)
あるぽ君には、グレイトフル・デッドジャニス・ジョプリンとの一緒の列車を使ったツアーの様子を収めた映画「フェスティヴァル・エクスプレス」のDVDを貸してあげました。とても楽しそうな彼らの姿を観れるこの映画もお薦めです。