スタンド・バイ・ミー、LOVEだねぇ。

bearsmick2009-08-27

今夜は、里帰り中の尾城君の娘Mちゃんが家族揃ってベアーズ・カフェに来てくれました。いやぁ、見る度にきれいなおネェさんになっていくようで、都会の女性は違うなぁ!と感心すること然りです。それにしても北海道生まれ育ちのMちゃん、突然実家が九州になって戸惑いはないのでしょうかね?(笑)
お盆あたりの賑やかさは当の昔に消え去って、いつもながらの地味な毎日なんですが、それでいいことは読書が進むことくらいで、このところまた良く読書をしています。いつものように手当たり次第に図書館で借りて来ての読書なんですが、ちょっと面白のがあったので紹介しておきたいと思います。
作者の小路幸也(しょうじ・ゆきや)という人を、僕は不勉強で全く知らなかったのですが、本棚に並んでいた本2冊を手に取ってみたところ、なんだか面白そうな感じがしたのでした。ということで「東京バンドワゴン」とその続編にあたる「スタンド・バイ・ミー」の2冊を借りてきて、あっという間に読んでしまいました。調べたところ、この2冊の間にもう一冊このシリーズの「シー・ラヴズ・ユー」というのがあるようですが、それは今度見つけた時にでも読もうと思います。
本の装丁やタイトルにも作者の音楽好きが表れています。そして主人公たる下町の大家族「堀田家」のキャラ設定が面白いです。読んでいて、こりゃ、70年代のTVのホーム・ドラマっぽいなと思っていたら(「時間ですよ」とか「寺内貫太郎」とかのドラマね。)奥付のところに「あの頃、たくさんの涙と笑いをお茶の間に届けてくれたテレビドラマへ」と謝辞が書いてありました。なるほど納得です。
その登場人物の一人、我南人(がなと)さんは、還暦の伝説的なロックンローラーという設定です。飄々として「LOVEだねぇ。」と問題を解決していきます。うん、こんな大人になりたいぞ!って、僕も立派なアラカンな大人なんですが。(笑)
ほんとにテレビ・ドラマを観るかのように、軽く読める小説なので、なんか面白いものないかと思っている人にはお薦めしたいと思います。
やっぱ、人生、LOVEだよね。