ロックンロール・ジプシー・ツアー2009人吉

bearsmick2009-08-25

いやぁ、ロックンロールでエンターテイメント!素晴らしいライヴでした、三宅伸治さんの初ベアーズ・カフェ・ライヴ。
故・忌野清志郎のバンマス&ギタリストとして右腕的存在だった三宅さん、さすがでした。ベアーズ・カフェでは珍しいチケット制のライヴだったのですが、前売りの売れ行きがあまり芳しくてちょっと心配していたものの、さすがに名があるミュージシャンは違いますね、前日までにメールや電話で順調に予約が入り、ほぼベアーズ・カフェが満員になる位のお客さんが入ってくれました。今回も福岡や熊本、八代などからファンの人たちが来てくれました。そして女性客の姿が多いのもロックンローラーとしてのアーティスト・パワーというものでしょうか。(笑)

けっこうな機材のセッティングです。ちゃんとローディーのT君が一緒で、彼が全てセッティングして音も作っていました。三宅さんも若い頃、同じようにキヨシローのローディーとして学んだのでしょうか?さすがメジャーなロック・ミュージシャンです。
さてライヴがはじまりました。最初はアコースティック・ギター(古そうなギブソンJ-50ですね)での演奏です。そうそうハーモニカ・ホルダーは友部正人さんからのニューヨーク・プレゼントだそうで今夜が初使用とのことでした。そういえば三宅さんは友部さんとも共演してますもんね。

その後、エレキ・ギターに持ち替えて、ブルースやロックンロール・ナンバーを繰り出していきます。さすがというかやっぱりギター上手です。そして歌もちゃんと聴衆に伝わってきます。その曲もオリジナルやカヴァーに限らず自分の色が出ています。キヨシローの歌も歌ってくれたし、それもまた嬉しいものでした。


さらに興が乗ってきたら、アルバート・コリンズよろしくお客さんの間をギターを弾きながら歩き出し、そのまま外に出てしまって路上ライヴ。後を追って外に出たお客さん、そりゃ盛り上がりますよね。楽しいですが苦情が来なくて良かったと思ったのも事実。(笑)ほんとエンターテイナーだなぁ!
アンコールも演ってくれて、たっぷりの楽しいライヴでした。

そうそう気がついた人も多いでしょうが、三宅さんのシャツはハワイで買ってきたという「スカル&ローゼス」(グレイトフル・デッド)の柄でした。ベアーズ・カフェに合わせてわざわざ持ってきてくれたのでしょうね。そういえば店に入って来るなり、壁に飾ってあるポスターやCD、LP棚を嬉しそうに眺めていましたもの。どうやら僕と趣味が近いようで僕としても嬉しいです。
最後は人吉のお客さんと一緒に記念撮影をしました。すっかりファンになったカミさんも一緒に収まっています。普段は控えめなカミさん、これけっこう珍しいかも。やっぱロック・スターは女性にもてるのね。(笑)