夕焼け楽団からサンセッツへ

bearsmick2009-08-04

記録的な遅さを誇った?梅雨明けもやっと今日明けたそうです。そりゃそうでしょう、今日は入道雲モクモクのまるっきりの真夏日、じりじりと太陽に焼かれるかのような天気でした。
伯父さんを病院に連れて行く日だったので、午後時間が取れなくて仕事中にガンボの仕込みをしていたんですが、こんな時に限って早い時間からお客さんが来ます。まぁ、そのお客さんがナテっちだったので、ここはちょっと時間をもらってガンボを作り上げました。
でも他のお客さんがなかなか来ないもんだから、二人で久保田麻琴と夕焼け楽団(ご存知でしょうが、僕が日本の中では一番好きだったバンド)のLPを聴いていました。そうなると次々に聴きたくなってきて、当時珍しくあまり気に入らなかった一枚「ザ・ラッキー・オールド・サン」を久しぶりに引っ張り出して聴きました。
このアルバム、周囲の人にはけっこう評判が良かったりもするのですが、なるほど今聴くとポップでソウルでなかなか悪くないアルバムです。まるで夕焼け楽団がAORに走ったかのようなアルバムです。(笑)でもやっぱり最後に入っている、まるでイーグルスの「呪われた夜」のような曲は、いけませんなぁ・・・。どうもこの曲のせいで僕の印象も良くなかったようです。
多分、自信作(もちろん僕は大好きですが)を作っても作ってもなかなか売れないので、レコード会社の意向なんかもちょっとあったりしたのでしょう、こんなポップなアルバムを作ったのかもしれません。残念ながら当時はこれでも売れなかったので、次作は思いっきり趣味性を全面に出した「セカンド・ライン」という名盤を作って夕焼け楽団の時代は終わったのでした。
ところでその後は、コーラスで参加するようになっていた麻琴さんの奥さんでもあったサンディーをメイン・ヴォーカルにすえて、時代の要請であるミュー・ウェイヴ・バンド「サンディー&ザ・サンセッツ」として活動するようになっていった訳でした。
我が国では、爆発的に売れた訳でもないのですが、オーストラリアとかイギリス辺りではけっこう人気が出たんだと思います。今聴くとまるで80年代のサウンドなのでちょっと恥かしいような感じもあるのですが、レゲエやテクノの要素を取り入れたニュー・ウェイヴ・サウンド夕焼け楽団譲りの沖縄〜ニューオリンズ風味もなかなかいい味を出していたのも確かです。なんやかんや言っても僕はLPからCDの時代になっても暫くはずーっと追いかけていたのでした。(笑)
 
こんなサンディーの姿でアルバム・ジャケットを飾られたら、買わざる終えないでしょ。(笑)メンバーもニューウェイヴ時代に入ってこざっぱりして髪型とメイクをしているのも時代を感じて微笑ましいものです。
それにしても今の耳で聴いても久保田麻琴と夕焼け楽団はほんとカッコいいです。やっぱり大好きです。

でもやっぱりこんな姿のほうがしっくりくるのも事実。アロハやカントリー・シャツ&髭面のファッションは、今の僕の基本でもあります。(笑)