土砂降りの土曜日

bearsmick2009-07-25

いやぁ、凄い雨が断続的に降っています。バケツをひっくり返したような雨と形容されるのでしょうが、こんなにたくさんのバケツがあっては堪ったものではありません。
先日の山口県に続き、九州北部は土砂崩れなどの災害が出ているようで、被害にあわれた方々へはなんと言ったら良いか分かりませんが、早急の復旧を願っています。
現在のところ人吉・球磨地方はたいした被害は出ていないようですが、そのせいか今夜はお客さんがお見えになりません。ということで今夜は、先日図書館から借りてきたロバート・B・パーカー「昔日(Now & Then)」を一晩で読みきりました。
有名なスペンサー・シリーズの35作目の作品である本作、相変らず自分の規範にそって動く主人公スペンサーと恋人スーザン、良き相棒のホークといった登場人物をはじめ、これまでの事件解決に関わったFBIや警察関係の人物もたくさん出てきます。もちろんずーっと続いている人気シリーズなので、その登場人物と共に読者である僕たちも一緒に経験を積んだり歳を取って行くわけです。なんせ35作目ということは、単純に1年に1作としても35年の年月が経っているということですからね。僕も若い頃からほぼ全作読んでいるので、ちょっとはスペンサーに影響を受けたりしているのかもしれません。(笑)
もっとも一般のハードボイルドに出てくる探偵とはちょっと違って、スペンサーは恋人のスーザンと事件について話し合います。そしてそのスーザンとの関係もまたこのシリーズの大きな読みどころでもあります。今回は二人の結婚ということも出てきました。もう十分大人の二人が果たして結婚するのか、それもまた今後の楽しみです。だって、ちゃんとセックスも含めた人間関係、家族や夫婦といったある種理想のカップルなのですから。(笑)
そうそう前日は、同じロバート・B・パーカーが少年時代を描いた「われらがアウルズ」(これもまた図書館で借りてきたものです)という小説も読みました。そこで出て来た主人公ボビー・マーフィーとガール・フレンドのジョウニー・ギブスンの二人は、まるで思春期のスペンサーとスーザンのようだったなぁ。
読書は楽しいのですが、仕事もしたいなと思った土曜の夜でした。(笑)