今度のディランも良いよ!

bearsmick2009-06-15

HSBの練習に感けて、本家のDSDの練習をしていなかったので、今夜ミーティング兼練習をいつものようにベアーズ・カフェで行いました。なんやかんや言ってもけっこう定期的にライヴも行っているので、それなりにレパートリーもあって、ちょいと構成の確認をするだけでなんとかイケる気がするのは気のせいでしょうか。(笑)
ともあれ、ばっちり一通り予定の曲をおさらいしました。もちろんベアーズ・カフェの営業時間中にです。(笑)それにしても先週末からの閑さといったら・・・。
ということで気を取り直して、最近のお気に入りの一枚を紹介したいと思います。それは最近日本盤が出たボブ・ディランの新作「トゥゲザー・スルー・ライフ」のデラックス・エディション。本編のCDにディランのラジオ番組「テーマ・タイム・ラジオ・アワー」の2006年8月23日の放送分のCD,そして昔のマネージャーだったロイ・シルバーのインタビューDVD、更にこのCDジャケットのポスターとステッカーが入っています。まぁ、要らないといえば要らないのですが、なんともファン心理をくすぐるアイテムが封入されたCDセットです。
とはいえ、やっぱり重要なのは内容のほうなのは当たり前、今回はグレイトフル・デッドの作詞家(デッドがロックンロールの殿堂入りした時もメンバー扱いで一緒に殿堂入りしました。)ロバート・ハンターとディランの共作になっています。サウンドの方はというと全篇にこれまた僕が好きなミュージシャンであるロス・ロボスのデヴィッド・イダルゴのアコーディオンがフィーチャーされているブルース・ベースの音楽が並んでいます。そしてコレがまた良い味出しているのですよ。ディランって現代を代表するブルース・アーティストなのかも知れません。
前作「モダーン・タイムス」も相当良かったのですが、今作もその音の鳴りを含めて良い出来だと思います。70歳を目の前にして、この充実した創作活動、素晴らしいです。生涯一ミュージシャンを誓ったディランの面目躍如といったところでしょうか。
ディランの作品は、やっぱり詞や言葉が大事なので、なるべく日本盤を買うようにしているのですが、今回のオマケの「テーマ・タイム・ラジオ・アワー」も楽しめました。隣人や友人をテーマにした曲が14曲収められているのですが、DJのディランがそれぞれを紹介しているのです。古いカントリーやブルースをはじめストーンズまで、こりゃファンにとって堪らんです。(笑)
もう一枚のDVDには、「風に吹かれて」の最初のデモ・ヴァージョンが収められていて、これまたファンには堪らないものでした。
僕が子供の頃好きだったり影響を受けたミュージシャンたちは、残念ながらだんだん亡くなっていっているのですが、ディランにはまだまだ現役でいて欲しいです。そして毎年新しい作品を届けてもらいたいものです。もちろん新作だけでなくブートレグ・シリーズの続編でもかまわないのですから。