THE BYRDS

bearsmick2009-04-24

理由はよく覚えていないのですが、僕がロックに目覚めてからというもの、もう45年以上はロックやロックを感じさせてくれる音楽を聴き続けています。もちろんその時代時代で興味を持つ対象は変わっていくのですが、この歳になると若かりし日に影響を受けたものにはやっぱり格別の思いが出て来たりします。まぁ、ある意味ノスタルジーもあるのだとは思いますが、決して昔だけに生きている訳ではありません。(であったら良いなぁ!笑)
まぁ、ちょっと言い訳がましい書き方になってしまいましたが、無理して若者向けの音楽を聴く必要もないし、若い人の音楽でもスンナリと入ってくるものもあるので、自分の趣味嗜好に合ったものを自然体で受け入れていこうとだけは思っています。
という訳で今日のお題は、ザ・バーズです。タイトルを見てもらえると分かるように、「鳥」ではなくて「騎士」(それとも爵位の一つ?)の意味だそうです。
1965年にアメリカでデビューしたこのバンドは当初アメリカからのビートルズへの返答などといわれていました。ビートルズからの影響で、それまでフォーク・シーンにいたミュージシャンたちがエレキ・ギターを手に取って、よりビートの効いた音楽をやり始めたのですが、その筆頭に立ったのが、ザ・バーズだった訳です。そしてより効果的だったのがボブ・ディランの曲をエレクトリック化したこと。そうフォーク・ロックの誕生です。
バンド自体は、幾度かのメンバー交代をしながら1970年代初頭まで存続したのですが、その都度音楽性も変わって行き、フォーク・ロック〜サイケ/ラガ・ロック〜カントリー・ロックとその時代の最先端のロックの一つであったウエスト・コースト・ロックを代表していたものでした。そしてどの時代の音楽も僕に影響を与えてくれました。
僕が本格的に好きになってLPを集めたのは、大学に入った後の1973年から74年にかけてだったでしょうか。毎月1、2枚バーズのLPを買っていたのを覚えています。
その後も何回か再結成をしたりして、ライヴの模様などを楽しむことが出来たのですが、やっぱり現役当時の音楽には敵いません。それでもけっこうなヒット曲もあるので、ある種ナツメロ的にも未だ人気はあるのかもしれませんね。
何故、今日こんなことを書いたかというと、ネット・ショップにけっこうレアな音楽DVDを安く扱っているところを発見したので、ザ・バーズのDVDを買ったからです。さすがに画像は悪いのですが、なんと言っても当時のTV出演時の映像やライヴの映像を観れるだけでもファンとしたらありがたいものです。
「パーフェクト・アーカイヴ1965-1990」と題されたこのDVDは、3時間に及ぶ内容でバーズの足跡が堪能出来ます。最後の方には、バーズに影響を受けただろうトム・ペティ(僕も好きです。)やボブ・ディランとの共演している映像もありました。
いやぁ、良いもの観せてもらいました。コレもまた我が家のお宝映像殿堂入り決定です。(笑)