稲葉浩とAZUMI、素晴らしいライヴ

bearsmick2009-04-18

今夜は、一年ぶりの唐津の海賊こと稲葉浩君とベアーズ・カフェ初登場のシンガー&ギタリストAZUMIさんのライヴでした。
残念ながらお客さんの入りは良くなかったのですが、ライヴ自体は良い意味での緊張感もあった素晴らしいものでした。本当に一人でも多くの人にベアーズ・カフェで行っているライヴを体験してもらいたいものです。だってこんなに狭い店でプロのミュージシャンたちのライヴが観れて一緒に飲み語ることが出来るのですから。
まずは、稲葉君の歌を二人で演奏するステージから始まりました。なるほど大阪で行われているコンサート「春一番」などで、いろんなシンガーのサポートで重用されているAZUMIさんだけあって、その歌に寄り添うギターの表現力は、抜群です。一見とても不思議な指捌きでのギター・プレー、見ていたつるじいが「まるで、ロバート・ジョンソンのようだ。観たことないけど。」と言っていてくらいです。(笑)そしてギターの触発されたかのような稲葉君の歌も、より一層深みを増して心に届いてきました。

二人のセットが終わるとAZUMIさんのソロでのステージです。噂ではスライド・ギターも駆使したブルージーな演奏と聞いていたのですが、いつも同じことをやりたくないというのか変化や進化を求めているのか、その高いギター・テクニックと自身の歌で、より歌心あふれる演奏に思えました。ブルースとかフォ−クだとかロックとか、そんなジャンルわけは意味無いね。と言わんばかりの相当に深みがある演奏で魅了させてくれました。

最後はまた二人一緒でステージを〆てくれました。オリジナルだけでなくそのカヴァー・センスにも思わずうならせる、密度が濃い素晴らしいライヴだったことを知ってもらいたいです。
ギター好きな人には、是非観てもらいたかったライヴでしたが、二人のギターの写真でもアップしておきます。
AZUMIさんのギターはカスタム・メイドのもの。デザインも凝っていて弾き込まれたギターは、当たり前のように良い音していました。

稲葉君のギターはいつものマーティンではなくて、白竜から貰ったというグレッチ。そういえばその昔、稲葉君は白竜と行動を一緒にしていたんですよね。そのカラーもさることながらインレイに描かれた絵も可愛いギターです。もちろん音も良いのは当たり前です。

今回も人吉在住の稲葉ファンのK君が来てくれました。なんでも熊本行きを止めて来てくれたそうです。一年に一回ライヴで会うなんて、なんだか七夕のようで良いじゃありませんか。(笑)

また来年、来てもらいたいものです。そしてみなさんにも音楽の素晴らしさを体験してもらいたいと思います。