クーリーズ・クリーク復活

bearsmick2009-04-15

僕の人生にとっても、とても大きな存在であった南青山にあったレストラン&バー「Coolie's Creek」が、場所を白金に移して、なんと四半世紀を経ての復活だそうです。
ある意味僕の恩人でもあり、バーテンダーの師匠であるケンさんと一作が手を組んでの今回の復活劇、興味津々です。今度の土曜日18日にオープニング・パーティーがあるそうですが、残念ながら僕は出席できません。が、また上京の機会があったら是非行ってみたいものです。
何故、僕にとってクーリーズ・クリークという店が特別かというと、何をやって良いか分からず日々を生きていた1980年代当初の僕を、当時の店長だったケンさんがスタッフに誘ってくれたからです。それも、たまたま伊豆の大島で行われた「黒潮祭り」という野外イベント(当時は今のように野外フェスはまだ多くなかったのです。)に行った時に隣でキャンプしていて知り合ったのですが、その後、下北の「ぐ」とかで顔を合わせるようになっていたものでした。
当時の僕は、本格的なヒッピーにもなりきれずほんと何をしたものかと落ち込んでいたのですが、そこにこの誘い、青山にはちょっと抵抗があったものの(なんだかお洒落な感じでしょ。それでもクーリーズ・クリークにはレゲエのイベントなどで何回かは行ったことはありました。)訪ねてみるとスタッフのみんながとてもピースフルで、自分と同じような匂いを持っているのが分かったのでした。
で、そこでバーテンダーとして働き始めたのですが、当時のクーリーズ・クリークは時代の最先端を行っている店のひとつだったので、とにかく来るお客さんが凄かったのを覚えています。確かにスノッブな感じはあったのですが、芸能人や文化人などの有名人が毎夜毎夜何人と顔を出す、そんな店でした。そこに田舎者の僕がいきなり入ったのですからそりゃ、刺激的だったものです。(笑)
それでもそこで培ったノウハウや知り合った人間関係は現在まで続いている人もいらして、自分にとってとても大きな財産となっているのも事実です。実はカミさんともそこで知りあったのですが、そんなお洒落なところで知り合ったのに、実は二人とも田舎者だったというオチもあります。(だからこそ、現在の田舎暮らしに適応出来ているのでしょうね。笑)
そんな素晴らしい店だったのですが、実質3年くらいで店は変わって行ったのでしょうか、先鋭的な店は移り変わりが激しいのも事実ということも知ったものでした。
その後、ケンさんをはじめ当時のスタッフは、青山のCAYを作ったりして移ったりしたのですが、僕は一人離れて青山でサル・パラダイスという店を任されることになったのです。これもまたクーリーズ・クリークでの縁があったからです。
という訳で、格別な思いがあるクーリーズ・クリークが復活するのは大変楽しみです。東京近郊にお住まいの方で、昔のクーリーズ・クリークをご存知の方や興味を持たれた方は是非一度行ってみてください。そして様子を僕に教えて下さい。
よし、来年また東京へ行けるように頑張ってみよう!(笑)