東京ライヴ弾丸ツアー、その②4月4日自由が丘マルディ・グラ

bearsmick2009-04-06

高井戸にあるFさんの家でぐっすりと寝ていたら10時過ぎにのりを君からの電話で起こされました。普段の生活でもこの時間に起きることはめったにないのですが、さすがに人の家なのでキリッとお目覚め、素晴らしい!(笑)
のりを君は近所のスーパー銭湯まで来ているということ、先に入ってもらうことにして僕はユックリとFさんとモーニング・コーヒーを頂きます。最初は僕もそのスーパー銭湯に行くつもりだったのですが、時間がずれると時間の無駄になるなぁと思い、Fさん宅でシャワーを使わせてもらって、のりを君とはそこの駐車場で待ち合わせ、今日の一日がスタートです。
これまた今回は絶対行くつもりだった新宿の歌舞伎町の定食屋さん「つるかめ食堂」(以前は新宿西口のしょんべん横丁にありました。いろんなミュージシャンがバイトしていたと思います。)に向かいます。この店を営んでいるのは、僕の古い知り合いのご夫婦Mさんです。このMさんは70年代末、日倉士歳朗君が在籍していたロック・バンド「ボブズ・フィッシュ・マーケット」のドラマーだった人で、一緒にツアーもしたし、我が家にも泊まったことがあるのです。そして奥さんのSさんも当時の音楽/コンサート仲間だった人、昨年の「京浜ロック祭」を機にまた連絡が取れるようになっていたので、今回は是非行きたかったのです。のりを君が「つるかめ食堂」のことを知っていたし、移転した現在の場所までも知っていたのでラッキーでした。どうも彼らの息子さん(やっぱり、ドラマーだと聞いたことがあります)を知っているようなことを言ってました。縁はなんだか繋がっていきます。
現在は千葉に住んでいるのりを君なので、東京の道路事情にはちょっと疎くなっているのか、「あっ、道間違えた!」と何回か言いつつ僕を目的地まで運んでくれたのですが、そのおかげで今正に満開の桜の下を通ることが出来ました。中野辺りの桜はそれはもう見事でした。都会の街並みの桜も田舎の風景とは違った風情があるものですね。
で、無事に「つるかめ食堂」に着いた僕らは、早速美味しい定食でブランチとしたのですが、Mさんとも数十年ぶりの再会、嬉しかったなぁ!そうそう、そのボブズ・フィッシュ・マーケットは今月25日に昨夜行った下北沢の「ぐ」で再結成ライヴを行います。音楽活動をしていなかったMさんは現在ドラムのリハビリ中だということ、毎週休みの日にはスタジオ入りしているとのことでした。本当は僕もこの再結成ライヴ観たいんだよね。残念!

さてお腹も満足した僕たちは自由が丘を目指します。それにしても東京はどこへ行っても人が多い。用を足しに入ったアルタではサングラス姿の僕ら二人は完全に浮いていたし。(笑)
何気にハイソな雰囲気の自由が丘にはほとんど行ったことがないというのりを君を、今度は僕がナヴィゲートして順調にマルディ・グラに到着したのですが、なんせ土地が狭くて人が多い自由が丘、駐車場を確保するのも一苦労です。それにマルディ・グラ周辺の店も変わっていて何より人が多いことといったら!田舎のお祭り以上の人出です。(笑)
店にはもう今日一緒に演ってくれるアニキこと山浦智生君がいました。そして嬉しいことにアニキに一緒に演ろうと誘われた、僕がやっていた頃のマルディ・グラの常連だった松ちゃんもいました。アニキはデキシー・タンタス、松ちゃんはグリーディー・グリーンというバンドで友人のH君を介してマルディ・グラ経由カッティング・エッジ発という感じでデビューしてたものでした。当時この二つのバンドのライヴ・イベントに僕も何回か参加したこともあったし、これは楽しくなるような予感がします。(笑)
テキパキとリハを済まして、僕とのりを君は自由が丘にある「アイランド・カフェ」に行ってみることにしました。この店は、マイミクでその昔「グッド&チープ」というバンドをやっていたもんじきさんが営んでいる店です。入っていくともんじきさんが一人でジャクソン・ブラウンのDVDを観ていました。挨拶するとオゥ!という感じで熱いハグ。なんだか同じ血が流れているような気になります。(笑)暫く一緒にいろんな話をしながらビールを美味しく飲んでいたのですが、出て来る出て来るお宝グッズと楽しい話。さらにはデッドのライヴ映像を楽しんで、マルディ・グラに帰ったのでした。

デッドのサインが入ったゴールデン・ロード誌とデッド・グッズ

アイランド・カフェ店主のもんじき氏。うん、なんだか同じ匂いがします。もちろん共通の知り合い多し。(笑)
さて開演時間が迫ってきたら、続々とお客さんがやってきました。昨夜はほとんどの人が知り合いだったのですが、今夜は現在のマルディ・グラのお客さんやまだお会いしたことがないネット友達の割合も高そうで、それもまた嬉しく楽しくありがたいものです。
はるばる赤城山からなべさん、茨城からは初めて会うTAK君(ゆっぴのお父さん)、そしてこれまた初対面?になるbambiちゃんといったネット上での友人達がやって来てくれました。もちろん昔の常連さんたちも来てくれて、昨日に続いて満員盛況、ほんとありがたいものです。
まずはアニキのセットからスタート。ピアノを弾きながらソウルフルに盛り上げていきます。松ちゃんのギターもさすがです。

お次は、ギター・パンダ。この衣装というか着ぐるみで狭い階段を下りてくるのは・・・、いやはやその芸人魂には頭が下がります。(笑)そして相変らずのナイスなロックンロールをかましてくれました。お客さんも大盛り上がりです。


そうそうパンダから山川のりをを経てカルピス・プレスリーに変身するのもちゃんと書いておかないとね。(笑)最後にのりを君とアニキの共作の名曲「サイコー」を二人で演ってくれたのは嬉しかったなぁ!
さていよいよ僕の登場。昨夜同様、プロの後では演りづらいのですが、笑ってもらってナンボの素人の僕ですから、ありのまま飾らない姿をみんなに見てもらうことにしましょう。(笑)




今夜は上手いプロのギタリストが二人いるので、これはもう僕も楽しくなってたくさん二人にギター・ソロを取ってもらうことにしました。だって気持ち良いんだもん。(笑)なべさんの「デッドの曲をやれ」というリクエストには、デッドもやっている「ミー&ボビー・マギー」をデッドの「バーサ」みたいなノリで演るということでご勘弁を。でものりを君にジェリーの魂が乗り移ってまるで、ギター・パンダならぬジェリー・パンダの様相を呈していたのは気のせいかしら。(笑)
そんな贅沢なライヴも最高潮、今夜もまた「ザ・ウエイト」を会場全員による大合唱と「スウィート・ホーム人吉」で〆ました。いやぁ、楽しかったなぁ!それにしてもみんな優しいなぁ!そしてノリも良いなぁ!ちゃんと手拍子も打ってくれるし、ほんとありがたい。
今夜も写真撮りたかったんだけど、デジカメのメモリーが一杯になってしまってみんなの写真を取れなかったのが心残り・・・。





ほんとに楽しい時間でした。来てくださった人、本当にありがとうございました。でもなかなか時間がなくて話せなかったのも心残り・・・。また機会を作って東京でライヴが出来たらいいな。のりを君またやってくれる?(笑)
今夜は横浜のRYUちゃん宅にお泊りです。東横線の最終に間に合うように後ろ髪を引かれながら自由が丘を後にしたのですが、同方向に帰る有名な音楽評論家でもありプロデューサー、ミュージシャンでもある高橋健太郎君とRYUちゃんと一緒に横浜の沖縄料理屋さんで食事したものの、さすがに疲れとビールの飲み過ぎで、ヘトヘトな僕でした。

その沖縄料理屋で三線を爪弾くケンちゃん。やっぱ音楽大好き人間なんだね。
店を出た僕は、もう意識も朦朧、やっとのこさでRYUちゃん宅に辿り着き、バタンキューしたのでした。
トゥ・ビー・コンティニュード・・・