若者とライク・ア・ローリングストーン

bearsmick2009-03-07

相変わらずのベアーズ・カフェですが、今夜はちょっと嬉しいことがありました。
定期的に来てくれるお客さんを常連さんと呼びますが、東京時代ほどの超常連さんは、田舎だとなかなかいらっしゃいません。だって都会だと仕事と自宅の途中に店に寄ることが当たり前だったりするので、ほぼ毎日来てくれるお客さんも数人いました。それが田舎だと職住接近というか相当数の人がクルマで通勤しているので、仕事が終わったら即帰宅する人が多いようです。そんなわけなので毎日来てくれる人は、まずいないし、一週間に一回来てくれる人も稀です。ただでさえ人口が少ない田舎なので、お客さんが少ないのは当たり前のことです。
それでも時々思い出したように来てもらえるのは嬉しいことで、「おっ、久しぶり!元気だった?」という挨拶が出来るのも楽しいです。(笑)
で、今夜はというと、ベアーズ・カフェの一番年が若いだろうなと思えるH君が、友達を連れて来てくれました。本人曰く「今年初めてのベアーズ・カフェ」ということでしたが、忘れられていないだけでもありがたいものです。その自分の息子みたいな青年たちといろいろ話していたのですが、親子だとなんだか恥かしくて話せないようなこともベアーズ・カフェのようなところだと話しやすいみたいで、けっこう突っ込んだ話題で盛り上がりました。
そして何より僕が嬉しかったことは、彼らがボブ・ディランの歌を聴きたいとリクエストしてくれたこと。歌のタイトルも知らないようでしたが、映画「アイデン&ティティ」のおかげか、「ライク・ア・ローリングストーン」をLPでかけたら喜んでいました。僕の生涯一番の歌が現代の青年にも受け入れられていると思うとなんだか感慨深いものがありますネェ。
人生、転がる石のように、自然の流れに身を任せていくのも良いのかもしれません。(笑)