ホンモノのフォーク・シンガー

bearsmick2009-02-24

いやぁ、良いライヴだった。横浜育ちのクセに現在は岩手の田舎に暮らす優しきフォーク・シンガー「やなぎ」のベアーズ・カフェ3年連続でのライヴでした。
お互い慣れてきたのでしょうか、今夜のやなぎはこれまで最高!と言って良い出来で、そりゃもう楽しめました。おまけの今夜はベアーズ・カフェのライヴに初めて来てくれたお客さんたちが数人いらして、それもまた嬉しかったりします。みんな満喫してくれたかな?また来てもらえるとほんと嬉しいんだけど。
それにしてもやなぎ、僕より8歳も下なのに、同じような音楽を聴いてきたのがよく分かります。相当早熟な少年だったのでしょう、横浜のシェイキーズでバンジョーの弾き語りをやっていたMOONEYを観に行っていたそうです。そして中学生の時にTVで一回だけ放送されたボブ・ディランのローリング・サンダー・レヴュー(「ハード・レイン」というタイトルでヴィデオ化されているのかな?)のライヴ映像に感銘を受けて、現在に続くミュージシャン人生を歩むことになったのだそうです。

昨年作っていた新作CDも持って来ました。そこにはある種の懐かしさもうかがえる優しい歌がたっぷり詰っています。そしてライヴとなるとオリジナルの楽曲ばかりでなく僕らの世代のスタンダードとも言うべき素晴らしい歌の数々を披露してくれました。今回は以前にましてディランの歌を日本語にしたものをたくさん演ってくれたのも、同じディラン好きとしたら堪りませんでした。良い歌多いな、ディラン。(笑)でも今の若い人はあまりディランを聴いていないようだということもやなぎ言っていたなぁ。

2部に分けてタップリとライヴを演ってくれたのですが、終盤はお約束のように水俣から来てくれたつるじいがギター、僕がハーモニカで参加、楽しいセッションになりました。若いお客さんたちも楽しんでもらえたかちょっと心配ではありますが。(笑)

ライヴ終了後、残ったお客さんと一緒に飲み、語ったのですが、ここでもまたあるぽ君とやなぎの共通の友人たちの話題で盛り上がりました。音楽好きの世界は狭いということか、自分の世界が狭いのか?!(笑)でも、あるぽ君も昔の自分を思い出したりして楽しかったんじゃないかな。尾城君が居なかったのが残念ではありました。だってあの時代の歌とフィーリングをバッチリ歌って、確かなフィンガリングのギターで聴かせてくれたんですよ。ヴィンテージのギブソンB-25も良い音してたなぁ。
今夜はバーボンを良く飲みました。家に帰ってきてからもけっこう飲んじゃったかな。すっかり二日酔になりそうです。酒と音楽(それに素敵な女性がいれば)ほんとに好いものですネェ。(笑)