スタックス/ヴォルト・シングル・ボックス

bearsmick2009-02-22

月日がが経つのは本当に早いです、もう2月も3週間経ってあと1週間もすれば3月ですって!
そんな感慨もある今日の日曜日は、雨も降っていることもあり、一日家にいて映画を観たり(やっと観れた「ONCEダブリンの街角で」は噂どおりの良い映画でした。映画も音楽もやっぱり良いなって思います。)、このところ「スタックス・レコード物語」を読んでいたおかげで聴きたくなって、尾城君から借りてきていた「ザ・コンプリート・スタックス/ヴォルト・シングルス1959〜1968」の9枚組CDセットを聴いて過ごしました。
このボックスはもうずいぶん前に出たものですが、当時2万円ほどしたと思います。僕たち夫婦が初めて仲人をしたM夫妻の結婚記念にプレゼントした思い出の品なのですが、僕も欲しいんだけどというと、カミさんに「何考えてるの!?」って一喝された悲しい思い出があります。(笑)
という訳で僕はこのボックスを持っていなかったので、この機会に尾城君から借りて来たという訳です。その後も第二集、第三集と出たはずですが、さすがにそれまでは尾城君も持っていないようです。なにしろお高いボックス・セット、残念ながらそうそう家庭持ちには手が出ません。
さて、そのボックス・セットですが、スタックスがアトランティック・レコードと契約していた時代の素晴らしいサザン・ソウル(カーラとルーファスのトーマス親子やサム&デイヴ、そしてもちろんオーティス・レディングなど)のシングルになった曲が収められています。そして「スタックス・レコード物語」の著者であるロブ・バウマンのこれまた詳細なライナー・ノーツがたっぷりと付いています。これまたこれを読むだけで時間をとられてしまいそうですが、こうなれば乗りかかった船、読み、聴くことで立派なにわかソウル・ファンが誕生しそうです。(笑)でも、まとまって当時のシングルになった曲を聴いていると確かに心にジワァーッと響いてくるんですよ。まさにそれこそがソウルというものなんですね。
今から40から50年前の歌がこんなに身に沁みるなんて!いい歌は時間を超越するということを実感した日曜日でした。