ディスコ

bearsmick2009-02-09

音楽の店をやっていると、いろんなお客さんが店に並んでいるLPやCDの興味を持ってくださって、リクエストなんかもしてくださります。それはそれでこちらとしても嬉しいし楽しい交流であります。まぁ、僕と同じような趣味の人は圧倒的に少ないのですがね。(笑)
店を営んでいるといっても、店をやるためにレコードやCDを集めていたわけではなく、その時々の自分の興味に添ってのコレクションなので、我ながら相当に偏ったコレクションになっています。
以前もここに書いたことがあると思うのですが、都会でなく田舎で店を営んでいると、不特定多数(その実は、少数のお客さんですが。笑)のお客さんを相手にせざる終えません。といっても店を選ぶのはお客さんなのですが。そんなお客さんのリクエストで多いのは、ビートルズカーペンターズ、それに続いてローリング・ストーンズエリック・クラプトンなどの王道のロックやポップスが圧倒的です。この店の肝たるグレイトフル・デッドなどは、そうめったにリクエストされません。(苦笑)
そんな中、僕のナマ歌を聴きに来る奇特なお客さんも少数いらっしゃるのですが、今夜もその人たちがいらっしゃいました。その常連さんたちが今夜連れてきてくれたお客さんは、どうも1970年代後半から1980年代に青春を送られた方のようで、きっとディスコにも通っていらっしゃったのでしょう、リクエストはマーヴィン・ゲイからスリー・ディグリーズと続きました。
マーヴィン・ゲイは僕も好きなので、ベアーズ・カフェでもたまに流れているのですが、スリー・ディグリーズに関しては、当時細野晴臣さんがプロデュース、ティン・パン・アレーが演奏していたので、僕は一応持っているくらいの認識です。で、LPをかけてあげたらそのジャケットの姿を見た若者から「これ、矢島美容室じゃん。」との発言が。確かに映画ドリーム・ガールズに代表されるようなシュプリームスなどのガール・グループの系譜というのは確かにあるので、間違ってはいないと思うのですが、オジさんとしては、もっと歴史も知ってもらいたいというのが本心だったりします。(笑)
それにしても、彼女らの曲は「ソウル・トレイン」等はまだ良いものの、流行ったという「風のささやき」なんかポップ・ソングですもんね。当時のディスコでチーク・タイムのでも使われたのでしょうか?やっぱ僕はもっとガツンとくるファンクなモノのほうが好きだなぁ。そういえば当時もいわゆるディスコ・サウンドってあまり好きじゃなかったなぁ。なんて思ったりしたのでした。