プリーズ、ミスター・プレジデント

bearsmick2009-01-21

みなさんオバマ新大統領の就任式典見てましたか?僕は仕事を終えて即行帰ってTVに向かっていました。
もうたくさんの人のWEB日記や新聞TVなどでそこで演説された文章は発表、翻訳されているので、みなさんも読んでらっしゃると思いますが、18分にも及ぶその演説は分かりやすくてよかったと思います。原稿はあるのでしょうがそれを読みっぱなしということはなく、ちゃんと民衆の方を向いて語りかけるように、間も作っての演説でしたね。それに比べて何処かの国の首相の演説といったら!もう情けないもんですね。(苦笑)
聞くところによると我が国の首相就任の所信演説の原稿は、官僚が作ったものをその30分前くらいに渡されるそうです。そうであれば内容のチェックもなかなか出来ないでしょうし、漢字も読み間違いするのも仕方ないのかもしれません。(笑)こんな所にも官僚主導の我が国の政治の悪癖が見て取れます。
アメリカ合衆国初の黒人大統領&ファースト・レディの誕生ということで、注目を浴びている訳ですが、もちろん黒人だから素晴らしい訳ではなく、この閉塞した世界に「チェンジ」の希望を持たせてくれることが素晴らしいのだと思います。色々と否定的なことを言う人やその就任式にかけた金額の大きさに難癖つける人もいるのも確かですが、ここは一つ前向きに今後の政策、変革を見ていきたいと思っています。
というこで、今日僕がみなさんにお薦めしたいのは、我が国が誇る音楽雑誌の一つ「ブルース&ソウル・レコーズ」の最新号です。特集はブルース&ソウルでたどる「チェンジ」への道。毎号付録のCDは楽しみにしているのですが、今号の「プリーズ、ミスター・プレジデント」と題されたCDはとても良いです。「世の中どこかおかしい、助けて大統領!」と訴える古い歌やオバマを称える昨年の歌まで、現実の困難や未来への希望が入り混じりながらのブル−スやソウル、ファンクなどアメリカ黒人音楽がたっぷりと15曲収められています。
もちろん本編の雑誌のほうにも44代大統領にちなんだ44曲の「チェンジ」を求めた曲の紹介や現役ミュージシャンへのインタビューなど読みどころ満載です。単に楽曲の良さを楽しむのも悪くないですが、せっかくだから社会や世界との関係も視野に入れて音楽を楽しむともっともっと豊かな生活が送れるような気がします。
う〜ん、我が国はいったいどうなっていくんだろう?決して他人事ではないし、直に自分たちの生活に関わってくる問題なんだがなぁ!