3本立て

bearsmick2009-01-18

若い頃は、お金もなかったけど時間だけはタップリあって閑だったので、よく映画館へ行っていました。といっても封切り館ではなく、もちろん名画座といわれていたちょっと古い映画を3本立てで上映しているような所です。なんといっても100円か200円で3本の映画が観れて尚且つ時間も潰せるのだから、田舎から都会に出てきて文化に憧れを持った若者には魅力的なところでした。さすがに椅子は堅くて狭かったので体力勝負というところもあったのは事実でしたが、ほらまだ若くて体力もあったから。(笑)
ところで、今日の日曜日は、そんな若い頃を思い出すような、一日に3本の映画を観て過ごすということをしてしまいました。なんだか天気も良くなくて外出するのも億劫な気分だったので、昼過ぎからずーっとコタツに入ったままTVを観ることになったのです。結局、昼御飯〜おやつ〜夜御飯と夕方お風呂には入ったもののほとんど動かずに一日を過ごしたものです。その間ずーっとTVは点けっぱなし、PCさえも開かず、TV番組と映画をみていたのでした。アーッ、なんという怠惰な日曜日だこと。(笑)
という訳で観たのは、「プルーフ・オブ・ライフ」「マイティ・ハート/愛と絆」というアメリカ映画。どちらもテロリストに誘拐されたご主人とその奥さんのお話。前者はそこに救済者としてスーパーな主人公が現れ、奥さんとの間に叶わぬ愛が芽生えるというもの。後者はよりドキュメンタリー・タッチで淡々とストーリーが進むもので、結局ご主人は犯人に殺されてしまうと言うものでした。夫婦間の愛情を考えさせられるものではありましたね、両方とも。
もう一つは、ヴィデオ録画していた「人のセックスを笑うな」。ちょっと話題に上っていたので観てみました。芸人の間でも人気が高い永作博美はじめ、うちのカミさんや娘にも人気の松山ケンイチ蒼井優など出演者も豪華です。学生と年上の女性の恋愛ものというありがちな設定にもかかわらず、ある種軽やかで重苦しくないその映像は、なかなかです。そしてやっぱり永作博美って素敵です。今まであまり興味はなかったんですが、見直しました。そうそう彼女のダンナさん役であがた森魚が出ていました。
映画を観るのは面白いんだけど、時間を取られるのが、ねぇ。と言いつつの3本立て、すっかり休養したんだから明日からまた仕事頑張ろう。お客さん来てね!