ムイテモムイテモムイテモムイテモタマネギ

bearsmick2008-12-19

僕の周りでは、9歳の天才シンガー・ソングライターという評判の女の子ゆっぴの初フル・アルバム「ムイテモムイテモムイテモムイテモタマネギ」が、今月の5日に発売になるということで、ここは応援しなければならないと思って某密林に予約していたのですが、5日を過ぎてもなかなかCDが届かずヤキモキしていたら、やっと15日に無事届きました。
昨年のデビュー・シングル「メロンパンの歌」は、TVで取り上げられたり、コンビニで流れたりとなにかと話題になっていたので、ご存知の方も多いかと思いますが、その子供ならではの視点で書かれた詞の世界とこれまた本人が書いたメロディーには正直驚かされたものでした。
小さな子供が歌った曲がヒットするのは、そう珍しいことではないかもしれませんが、ゆっぴのすごいところは、正真正銘の自作自演歌手というところです。もちろん愛器のリトル・マーティンのギターを弾きながら歌うのです。そうはいってもまだ9歳の女の子なので、音程が不安定になったりするところもあるのですが、微妙なリズムや音階を使った曲作りの才能は、やっぱりたいしたものだと思います。
僕がゆっぴを知ったのは、ネットを通じてなのですが、彼女のお父さんもまたデッドが好きミュージシャンであり、陶芸家でもあるからです。実際にはまだお会いしたことはないのですが、ネット上でのやり取りからでも、実際にあったらすぐに友達になれる、そんな気がする人で、当然共通の友人・知人もたくさんいるので、それはもう、ゆっぴのことは遠くに住んでいる友人、いや親戚の女の子という感じもしていたり・・・です。多分、全国にそんな思いを持ったオジサン・オバサンがたくさんいることでしょう。(笑)
ということで、乏しい財政から捻出してこの新譜「ムイテモムイテモムイテモムイテモタマネギ」を買ったのですが、僕らがとうの昔に忘れてしまった純真な歌の数々が収められています。アレンジもロック、レゲエ、フォーク、ファンキーなものと多種多様に渡っていてそれぞれ楽しむことが出来ます。ジャケットも凝っていて、内側には「ゆっぴのIQゲーム」という双六が付いています。それを折りたたむとCDが収まるジャケットになるわけで、これまた可愛いですよ。この年末年始に遊んでみるのもいいかもしれません。

何かと世知がない世の中でもあるし、不況はすごいことになってきているし、そんな中このCDを聴いてちょっとホッコリするのも良いかと思います。