美味しい夜

今夜のディナーは明日福岡に旅立つという娘の奢り（先月誕生日だったカミさんともうすぐ誕生日の僕のお祝いを兼ねて）で人吉市内にある美味しいイタリア料理屋「Ｍ本」に行って来ました。娘はこの店でアルバイトをちょっとの期間していたことがあるので、どんな料理を選ぶといいかが分かっているようで、今夜もまた注文は彼女に任せました。
前菜、パスタ、リゾット、主菜、デザートにビール、ワイン、そして〆のコーヒーと大満足のディナーでした。料理が出てくる度に、食意地が張っている僕は、つい手が伸びるので、結局各料理の写真は撮らずじまいだったのですが、一息つたせいか、最後のデザート盛り合わせだけは写真を撮ることに成功しました。（笑）それにしてもどうです？めちゃ豪華なデザートでしょ。甘いものは別腹とはよく言ったもので、お腹いっぱいと言っていたカミさんも娘ももちろん僕もしっかり残さず平らげてしまいました。（笑）
食事が終わったら、僕は一人店へ行ってベアーズ・カフェの営業を始めました。今夜は名古屋から森香（もりかおる）さんというシンガーが遊びに来ることになっています。何回かベアーズ・カフェにお越しいただいている犬山の「ふう」のマスターＯさんの紹介です。
８時位にその森さんがお見えになったのですが、その時にはまさか４時まで二人っきりで飲み語り明かすとは思いもしなかったのですが・・・。（笑）
最初は、忍野デッドでのムロケン＆ダンシング・ベアー・レビューの映像や先月の京浜ロック音楽祭のＤＶＤでオレンジ・カウンティー・ブラザースやセンチメンタル・シティ・ロマンス、そして久保田麻琴と夕焼け楽団を見ながら、良い気分でお酒を飲みながら語り合っていました。それにしても全く他のお客さんが来ません。はるばる遠くからお越しになった森さんにもベアーズ・カフェのカッコがつきません。でも結果的には二人っきりで忌憚のない話も出来たし、二人の間に友情も生まれたかもしれないので結果オーライということにしておきますか。（笑）
ひとしきり映像観賞が終わったところで、森さんの歌を聴かせてもらうことにしました。オリジナルな楽曲は、ちょっとコミカルでリズミックなものが多かったです。もちろんシックな素敵な曲もあったのですが、彼の持ち味はライヴ会場のみんなと一緒に楽しむというところにあるのかもしれませんし、当人もそんなところを目指していらっしゃるのかもしれません。
楽しい時間を過ごした後は、またまた二人で飲みながらいろんなことを話したのですが、お互いに共通の知り合いのミュージシャンやシンガーもいるし、同じような音楽が好きということもあって話は汲めど尽きなく弾みました。あるミュージシャンのことでけっこう話も弾んだので、その彼は昨夜くしゃみが出っ放しだったかもしれませんね。（笑）
そんなこんなであっという間に時間が経ち、営業時間を過ぎた４時まで二人っきりで飲んでしまった楽しい夜だったのですが、他のお客が来なかったのが何だかなァ！な月曜日の夜でした。トホホ・・・。

愛用のギター、１９５７年のオール・マホガニーのマーティンＯ-17を抱えて歌ってくれた森香さん。（最初この名前を見たときはてっきり女性シンガーだと思って喜んだのですが・・・、笑）リズミックなギター・プレーと渋く太い声が良かったです。来年あたりベアーズ・カフェでもライヴをやってもらおうと思います。
それにしても１８日は小倉でライヴがあるそうで、朝の８時半くらいの列車で移動すると言ってた森さん、ちゃんと寝て起きれたか心配です。