生と死と

bearsmick2008-11-11

11月11日は、ポッキーの日らしいですが、何人もの友人・知人の誕生日でもあり、毎年何かしらお祝いしていたものですが、今年はそれもままならず、普通に過ごしました。それでもネットの日記でアイちゃんの入籍(ほんとうにおめでとう!)を知り、ちょっと嬉しくなったりもした今日の日でした。
ところで、昨日の友人たちの日記で音ゴールデン・カップスのリーダー&ヴォーカリストだったデイヴ平尾さんが亡くなられたという事を知りました。ゴールデン・カップスは幾多のGS(グループサウンズ)のなかでも圧倒的にR&B、R&R色が強いカッコいいバンドだったので、僕も大好きなバンドだったのですが、つい最近再結成して活動していたので、残念です。
ということで、今日の午後、尾城君がそのゴールデン・カップスドキュメンタリー映画として公開された「ワンモアタイム」のDVDを持ってきて遊びに来てくれたので、今夜はナテっちと一緒に観ました。当時の映像もふんだんに使われたその映画は、当時の風俗を知るだけでなく現在に至る日本のロック史を語る上でも重要な作品になっていると思います。
当時のGSの発表されるシングル・レコードは、売れ先狙いで歌謡曲っぽいものが多かったそうで、GSの本質はジャズ喫茶などで行われていたライヴにあったというのは、今でこそ定着した考え方ですが、当時の僕のようなガキンチョには知る由もありませんでした。そんな中僕が当時好きだったバンドがスパイダースとゴールデン・カップスでした。どちらも黒っぽいフィーリングを持ったロック・バンドでしたからね。
この映画を観て面白かったのが、そのデイヴ平尾さん曰く「レコード会社のディレクターに、もっとコブシを効かせて歌ってくれといわれたということ。」そのせいか彼の歌は、例えばソウルのカヴァー曲でも十分ソウルのコブシではないもろ日本的なコブシが回っているように聴こえるんですがね。(笑)
ともあれ、当時の貴重な映像と共に再結成時のライヴ映像も楽しめるこの映画は、なかなかにナイスでした。当初あまり期待していなかった再結成ゴールデン・カップスも良いですよ。やっぱ、一生ロックし続けるカッコよさと覚悟は必要だな。と自分に言い聞かせたりして、デイヴ平尾さんの冥福をお祈りします。(笑)

話はガラっと変わるのですが、明日から出産のため里帰りするというSちゃんを伴ってJ君が来てくれました。亡くなっていく人もあれば、新しく誕生する生命もあるわけで、こうやって脈々と人間の営みも続いていく訳です。人間その誕生の日から死に向かって生きていくわけで、だからこそこの生を楽しく大事にしていきたいものだと思った今日の日でした。