ニューオリンズ、ニューオリンズ!!

bearsmick2008-10-27

マイミクさんの日記によると、現在来日中のネヴィル・ブラザースのライヴが凄いらしいです。ニューオリンズ音楽が大好物な僕は、もちろん今までの来日公演はほとんど観ているのですが、今回は久しぶりの来日で、僕は東京に居ないので残念ながら観ることが出来ません。
それにしてもネヴィル兄弟、みなさん相当なお歳だと思うのですが、相変わらずブリブリにファンクしているんでしょうね。1980年代中期に一大ニューオリンズ旋風を巻き起こし、当時世界最高のライヴ・バンドと異名をとったネヴィル・ブラザース、今なおライヴをやっているだけでも凄いです。アート(ミーターズ)のクールなファンクネス、チャールズのジャジーでオシャレなサックス、アーロンのその姿に似合わない天使の歌声とも言われる美しい歌、末っ子のシリルの熱くメッセージを伝える歌、よくぞこんな兄弟が生まれたもんだと感心しちゃいます。ほんと観たかったなぁ!仕方が無いので、過去のネヴィル・ブラザースのレコードやCDを聴いて想像をたくましくして楽しんでいます。(笑)
更に先日来日して、これまた素晴らしいライヴを披露してくれたというジョン・クリアリー(この人、僕がまだ東京の自由が丘で店を営んでいる時に、その店に来てくれて朝までギター&ピアノを弾いて歌いまくってくれました。当時のサインもまだ店の壁に残っているそうです。)と現在のニューオリンズ・ミュージシャンというとこの人!なドクター・ジョンの新譜CDを友人から貰って入手していました。
 
ジョン・クリアリーのほうは、ライヴ・アルバムなのですが、なかなかファンキーでご機嫌な作品に仕上がっています。この人は元々イギリス人ですが、ニューオリンズの音楽にはまってしまって彼の地に移住して音楽活動をしている人です。同じような日本人ミュージシャンに山岸潤史さん(元ウエスト・ロード・ブルース・バンド、ソー・バッド・レビュー)がいますが、僕がやっていた店「マルディ・グラ」に来てくれた時は、その山岸潤史さんのアルバム発売記念コンサートでの来日時でした。
今夜、店でこのアルバムを聴いていたら、ピアニストでは、リチャード・ティーが好きだというCちゃんは、このピアノ・プレーヤーが白人(それもイギリス人)だとは思えないと言っていました。それほど今やニューオリンズの血が流れているということですかね。そうそうこのジョンさんはボニー・レイットのバンドでも活躍しているので、そのプレーを聴いたことがある人は多いかもしれません。
さてもう一枚のドクター・ジョンの新譜は、ゲストにエリック・クラプトンやウィリー・ネルソン、アニー・デフランコ等を配しての豪華な作品になっています。とはいうものの完璧なニューオリンズ・スタイルの作品に仕上がっているので、ニューオリンズ独特のファンキーなグルーヴ感を楽しむことが出来ます。
ネヴィル・ブラザースやドクター・ジョンは、もう相当年齢がいっていると思うのですが、そのサウンドに衰えは感じさせません。「ファンクしなくちゃ意味無いね!」なニューオリンズの音楽を聴いて、僕もちょっと元気を出して、この不景気な世の中を乗り切れるといなと思っています。どうです、一緒に元気出してみませんか!?(笑)