夕焼けこやけ

bearsmick2008-09-30

無事台風は通り過ぎたのですが、先日の13号の時と同様、やっぱりお客さんはお見えになりませんでした。トホホ・・・。今回はあまり被害も出なかったようなので、それはそれで良しとしましょうか。
今日、ネットで友人たちの日記を読んでいたら、ちょっとショックなことがありました。「めんたんぴん」という70年代に活躍していたバンドのリード・ギターだった飛田さんが亡くなったそうなんです。僕は面識はなかったのですが、当時から好きなバンドだったし、そのバンドのヴオーカルだった佐々木忠平さんとはお会いしたこともあり、何よりも現在もめんたんぴんを再結成したりいろんなイベントなどで活動してらっしゃることを知っていたので、とても残念でたまりません。
僕はmixiで「夕焼けこやけ」というコミュの管理人をしているくらい、当時の日本の久保田麻琴と夕焼け楽団や夕焼け祭りに代表されるようなバンドやロックが好きです。残念ながら当時の我が国ではまったくと言っていいほど売れなかったのでしょうが、ロックといえばハード・ロック、フォークといえば四畳半〜歌謡曲的なものだった時代に、カラっとしたアメリカ風の西海岸的なロックや南部のスワンプなロックやルーツ・ミュージック的なフォーキーな音楽をオルジナルの日本語に載せて僕らに聞かせてくれていたのでした。
「めんたんぴん」もまたそうしたバンドの先頭に立っていたバンドだったわけで、まるでグレイトフル・デッドローリング・ストーンズなそのバンド・サウンド(ほら、僕が嫌いなわけないでしょ。笑)は、当時の我が国のロック・コンサートでは輝いていたものでした。冒頭の写真は4作目にあたるアルバム「ライヴ」なんですが、一番左でギブソンSGを弾いていらっしゃるのが亡くなった飛田さんです。まるでこの日記のためにあるかのようにスポット・ライトが当たってますね。そんなに派手さはないもののいぶし銀のような素敵な音色とフレーズを奏でていた姿を思い出してしまいます。
本当に、ご冥福をお祈りします。
と書いてきたところで、10月12日に行われる「京浜ロック音楽祭」のことにも触れさせてもらいたいと思います。

川崎で行われるこの野外コンサート、実に「夕焼けこやけ」なライン・アップなんです。オレンジ・カウンティー・ブラザースやセンチメンタル・シティ・ロマンスといった当時から活動しているバンドに加え、同様なノリをもった現在のバンドやミュージシャンも多数参加するようです。めんたんぴんもこの中に入っていてもおかしくないのですがね。
そして凄いのが、ゲストとして夕焼け楽団のメンバー(ギターの井上ケンちゃん、藤田洋介さん、ベースの恩蔵隆さん、ドラムの井ノ浦さん)が4人そろうという事実。こうなればあと一人、久保田麻琴さんの参加が待ち遠しいところではありますが、噂では大ハプニングがあるかもと盛り上がっているようです。残念ながら僕は行けないので、もし首都圏にお住まいの方や時間とお金に余裕がある人には是非行って来て楽しんできてもらいたいものだと思います。おまけにこれ基本無料コンサートなんですよ。もっとも次回の活動のためカンパは受け付けるとのことですが、これだけのミュージシャンやバンドが集まってのイベント、なかなかないだけに貴重です。是非続けてもらって、いつの日か僕も参加したいものです。