フォーク・ギターでR&R!

bearsmick2008-09-25

札幌からの二人組、ギター&ヴォーカルのシンちゃんとギター&バイオリン、コーラスのユウちゃんのモジョ・ハウスのライヴでした。いやぁ、良かった。今までも5回以上はベアーズ・カフェでライヴをやっていると思うのですが、今回が一番良かったように思います。順調に成長しているというか深化しているということですね。ただ残念なことは、やっぱりお客さんが少ないこと。人吉・球磨地方にもギターを弾いたり音楽やっている人もそこそこいらっしゃると思うのですが、そんな人たちにこそ見てもらいたいライヴだったのですがね。
最初ベアーズ・カフェに来た時は、まだ20代の若者でベアーズ・カフェのライヴの常連ミュージシャンの中では圧倒的な若さを持っていた二人でしたが、現在は30代半ばから後半に突入したそうで、コンビを組んで15年、円熟味を増してきたということなんでしょうか、特にアコギ2本、アコギとバイオリンとの絡みが素晴らしかったです。本人はアコースティック・ギターというよりフォーク・ギターって言ったほうが楽しいと言ってましたがね。
で、そのフォーク・ギターから奏でられる音楽は、ブルースをベースにアメリカのルーツ音楽を元にしたオリジナリティあふれる歌の数々、生活感あふれる身近なものから泣かせるバラードまで聴かせどころ満載でした。
珍しく「ストーミー・マンデイ・ブルース」のモロ・カヴァーも聴かせてくれたのですが、これがまた素晴らしいギター・ソロでグッときました。カヴァーといえばチャック・ベリーのR&Rナンバーもフォーク・ギター2本でノリノリで演奏、これまた堪らん楽しさで、みんな笑顔になってしまいます。


ブルース系のミュージシャンには珍しく二人共にマーティンのギターを使っています。もちろん凄く良い音していました。そしてバイオリンと絡むことでモジョ・ハウスの個性が際立つことも事実です。残念ながら新作CD「虹の向こうに」は発売延期になったようで、今夜のライヴには間に合わなかったのですが、ライヴの良さからみても期待が持てますね。来年も楽しみしていましょう。
そうそう、そのフォーク・ギターといえば、今回シンちゃんが持ってきたギターはマーティンのMTVアンプラグド記念ギターという珍しいものでした。という訳で写真も撮らせてもらいました。


ヘッドのMTVのちょい派手目のインレイとポジション・マークがアンプラグドとアルファベットで入っているのが目を引きます。そして何より面白いのがサイド・バックの材がマホガニーとローズウッド半々で作られていること。そうD18と28のハーフなんです。これまたビックリ笑えるなぁ!でも音は素晴らしかったです。
ライヴ終了後は、お客さんの退きも早かったのですが、結局僕と3人で4時過ぎまで飲んでいました。色々話せたし楽しい時間でした。やっぱり僕が一番楽しんでいるんだろうな、きっと。(笑)