未来日記

この私的で情けない日記を読んでいただいていらっしゃる方はご存知でしょうが、この日記は一日遅れで書いているのですが、今日(ということで書いているのは11日)は、ジャストなタイミングで書きたいと思います。というのも先週取り上げていた川辺川ダム問題についての県知事の決断が示されたからです。
間抜けなことに昨日とカン違いしてTVニュースを観ていたのですが、全くニュースになってなく流れるのは「麻野原茂子」と呼ばれる自民党総裁選のことだらけ。?と思って気づいたらまだ10日ではないですか。(笑)
前首相がおっしゃったという「華々しい総裁選」というのも如何なものかと思いますが、小泉劇場の時のような雰囲気勝負の総選挙になることだけは勘弁してもらいたいものです。
という訳で、今日(11日)は午前9時半頃から蒲島県知事の県議会での意思表明がTVで生中継されるとのことだったので、珍しく早起きしてTVの前に座っていました。
これまでの経緯など20分くらいのスピーチだったと思いますが、最後に結論を持ってきたそれは、田中人吉市長と同じ「白紙撤回」というものでした。僕としたら大歓迎の結論です。そもそも昨年の知事選には5人の立候補者がいて、そのうちの4人が反対、で中立を唱えた蒲島さんが当選なさったのですが、そこには自民党の大きな後押しがあったのですから。これは先に反対表明をした相良村長の徳田さんと同じで、自民党〜保守陣営との駆け引きなど大変なこともあったのではないでしょうか。
それにもかかわらず、時代の変化や昔はあまり考えてこられなかった環境面への影響、更には悪化するばかりの財政などを総合的に考えての今回の表明は、英断と評価してもいいものだと思います。これまで自分の時間を犠牲にしてまで反対運動を続けられてきた方々もやっとちょっとは肩の荷を下ろすことが出来そうで、ご苦労様と一言言わせて貰いたいとます。
最終的にはまだ出来ない、造らないという決定ではないのですが、地元の村長、市長、県知事が揃って反対の意思表示をしたことは、国にとっても無視することは出来なくなったものだと思います。
一日先走ってこの日記を書いたように、明るく豊かな未来が来ることを祈りつつ(特にダム問題で翻弄されてきた五木村のことも)今夜は美味しいお酒でも頂こうと思います。