BO GUMBOSに元気をもらう

bearsmick2008-09-09

朝、隣の奥さんがお亡くなりなったという電話で起こされました。今夜のお通夜は仕事があるのでカミさんに出席してもらうことにして、お葬式に出ることにします。僕が人吉に帰ってくるきっかけになった両親と姉が亡くなってはや12年経ち、今年は13回忌をしなくてはなりません。歳を取ると毎年誰かの葬儀に出るようになります。でもそうすることで何かしら縁がある人たちと久しぶりに顔を合わせる、そんな機会を作ってくれているのかもしれませんね。
夜店にいると東京は下北沢のナイスな店「ラ・カーニャ」の店主イワちゃんから電話が入りました。これまた昔の知人S君が亡くなったとのこと。そこには僕の大学時代の数少ない友人スーさんも居ました。そういえば同じ歳だったS君とはそのスーさんがらみで知り合ったのでした。確かに55歳にもなるといつ何があってもおかしくないのですが、それでもまだまだ早すぎる死ではあります。
そのS君との思い出で残っているのは、まだ学生だった時、彼の池の上にあったアパートで悶々としてた時に「最近の女子高生は、なかなかすごいらしいぞ!」と盛り上がっていたこと。もてない若い男の青春時代です。(笑)
その後、S君とスーさんは仕事を一緒にしたりしてたこともあり付き合いも続いていたようですが、僕はといえば、すっかり夜の仕事になってしまったので、そう顔を合わせることはなくなったのですが、自由が丘で「マルディ・グラ」を始めた時にもS君は顔を出してくれたものでした。ほんとご冥福をお祈りします。
そんな訳で、ちょっとブルーがかった夜だったのですが、何故か今日気になって家から持ってきていたボ・ガンボスのヴィデオを観ていました。1990年と92年のイベント「ホット・ホット・ガンボ」の様子を収めたものですが、VHSしか持っていなくておまけに何処にいったのか分からなくなっていたものをマイミクさんの暴走半島の姫(お元気ですか?)にDVD化していただいていたものです。この姫はボ・ガンボスのキャラクターをデザインなさっていた人でもあり、きっと当時どこかでお会いしたこともあるような人なんですが、実はまだちゃんとお会いしたことはありません。でも絶対友達になれる人だということは確信しているのですがね。
久しぶりに観るボ・ガンボスは、20年近く昔のものとは思えないくらい、今でもビンビンに迫ってきます。確かに観客の女の子のファッションや髪型にはその時間の推移を感じさせられましたが、イベントやその音楽には、全く古臭さはありません。実に良いバンドだったんだなぁと感心しました。そしてこれこそがロックが持っている祝祭性でありパワーだよねと一人ゴチたのでした。
うちの娘もそうですが、今の若い人たちにもボ・ガンボスやどんとが残した音楽は、いろんな影響を与えてくれているようです。使い捨てでない音楽も絶対にあるということの証です。