ひでシタール・ライヴ

bearsmick2008-08-22

今夜は、ベアーズ・カフェ初お目見えのシタールのライヴだったので、残念ながら男子100M×4リレーの日本チームの銅メダルの獲得シーンを見逃してしまいました。(笑)でも、今夜のライヴもすごく楽しめたのは確かなので、それはそれで良かったかなと思います。お客さんの一人(女性アーティストのMさん)は、今夜のライヴがベアーズ・カフェで見た中では一番だったとおっしゃっていました。一番かどうかはさておき新鮮さと楽しさがあったライヴだったのは確かです。
まだ我が国では、シタールを使ったインド音楽は一般的ではないと思いますが、1960年代の中期に、ビートルズローリング・ストーンズなどのロック・バンドがこぞってインド音楽シタールの音をその楽曲に取り入れて、ロック・ファンにアピールしたものでした。そしてモンタレー・ポップ・フェスティヴァルやバングラディッシュ・コンサートなどのロック・イベントでもインドの有名なシタール奏者ラヴ・シャンカール(ノラ・ジョーンズもお父さんとしても有名です。)が出演して、その精神世界的でエキゾティックな音色と音階で魅了したものでした。
今夜の主役のひでシタールこと岩井英幸君もビートルズによってインド音楽シタールに魅せられた人で、インドへ渡って音楽の勉強を続けている若者です。で、今夜のライヴもギターのリュウジ君を伴って、ポップなアプローチでシタールの美しい音色で、残念ながらそう多くはない観客を楽しませてくれました。

シタールやタブラは床にじかに座っての演奏になるので、いつものベアーズ・カフェでのライヴとは違ったセッティングになりました。こんな間近でそれも見下ろす感じのライヴも珍しいかも。(笑)

まずはギター&ヴォーカルのリュウジ君のオリジナルの曲のセッションから始まったのですが、そのサーフ・ロック系の爽やかな音楽にもマッチしていました。


ギターの音をループさせて流しながら、そこにジャンベやタブラを重ねたり、ギターやシタールが入ってきたりと楽しい展開も楽しめました。ビートルズの曲も「アクロース・ザ・ユニヴァース」「ノルウェーの森」と2曲披露してくれました。当たり前と言えば当たり前ですが、なるほどシタールとの相性は良いですね。

2部ではインドの伝統的な楽曲も演奏してくれました。静から動へと音の流れやリズムのうねりに、これを長時間続けられたらトランス状態になるのも納得の演奏です。
いやぁ、楽しいライヴでした。ビートルズのファンの人にも是非聴いてもらいたかった今夜のライヴでした。今夜の二人のミュ−ジシャンはご近所の八代市出身、在住なので、今後もライヴをやって貰うことになると思います。今夜のライヴを見逃した人は、次回の機会には是非。損はしませんよ。