頑張れ!

bearsmick2008-07-13

普段は、あまり好きじゃないので使わない言葉なんですが、今日は言わずにはおれません。頑張れ、キヨシロー!頑張れ、自分!
というのも喉頭癌で治療していた、忌野清志郎さん(僕も好きな、日本では信じられるロックンローラーの一人だと思います)が、ぼちぼちとリハビリを兼ねていろんなステージに飛び入りで歌い始めたという情報を聞いたのが一年前位からでした。歌手としたら致命的だと思える喉の病気、それも癌だと知って、びっくり・がっくりしたファンも多かったことファンも多かった(もちろん僕もその中の一人です)と思いますが、西洋医学の治療法を取らず、民間療法と呼ばれる東洋医学の治療でもって、歌えるところまで復活してきたという情報に、一安心したものでした。
そして今年の2月には「完全復活祭」と銘打たれた公演を日本武道館にて行うまでになり、たくさんのファンの前にその元気な姿を見せてくれたのです。もちろん僕は行くことが出来なかったのですが、その時の模様を収めたDVDが発売されたので、その生命力と音楽の素晴らしさにあやかるべく某密林にて購入したのです。元々割引されて販売されている某密林ですが、その上クーポン割引とかキャンペーン割引がついて、良く分からないまま、定価より¥1800ほど安く買えました。これは、僕に買えといわんばかりの措置に違いありません、やっぱり。(笑)
その内容はといえば、素晴らしい!の一言につきます。昔からの仲間(バンマス三宅伸二率いるバンド、ナイス・ミドル、ドクトル梅津らのニュー・ブルー・ディー・ホーンズ、そしてRCサクセション時代の盟友チャボなど)を従えての演奏は、相当高いレベルで僕らを楽しませてくれます。オーティス・レディング流のソウル・サウンドローリング・ストーンズ流のロックンロール・サウンドをベースに、分かりやすく心に届く歌詞をノセて、我らがキヨシローは歌い上げます。激しいシャウトも涙があふれそうになるバラードも、これぞキヨシローという歌いっぷりで、これは本当の完全復活だと思った訳でした。
事実、もうすぐ行われる予定のフジ・ロック・フェスティヴァルを始め、全国で行われる予定のこの夏のロック・フェスの目玉出演者としてキヨシローの名前が見受けられました。
ところが、TVのニュースで知ったのですが、腰の骨に癌細胞が転移しているのが発見されたそうで、この夏のスケジュールはキャンセルされ、また治療に入るとのことです。そのニュースには、キヨシロー本人からのメッセージもあったのですが、本人には、そんな覚悟もあったのか、「まだブルースが続くということだ。」とキヨシローらしい言葉が書かれていました。
話は変わるのですが、ベアーズ・カフェの隣にあった居酒屋が、突然閉店していました。大家さんが同じなだけに相当のショックを受けました。ベアーズ・カフェがある所は、小さいながら四つ角になっています。そこにあった店が今はもうみんな閉店状態です。いくら不景気とはいえ街中から飲食店が無くなっていき、夜の闇に暗く沈んでいくのは、とても耐えられません。我がベアーズ・カフェも相当大変な情況なので、みなさんの助けが必要なのですが、キヨシローの完全復活に勇気を貰ったばかりだったのに・・・。
ここはひとつ、ボーナスを貰った公務員のみなさんにお金を使ってもらうしか、地元の復興は無いかもしれません。いや冗談でなく、お願いしますよ、お役人様。(笑)
ともあれ、もう一度書いときます。
頑張れ、キヨシロー!頑張れ、自分!