7月9日生まれの

bearsmick2008-07-09

ここでも度々書いているのでご存知の人も多いかと思いますが、僕が好きな日本のミュージシャン、細野晴臣さんと久保田麻琴さんの誕生日が今日7月9日です。
細野さんは昨年還暦を迎えられ、それを記念してのコンサート(名目はUFO来地球60周年でしたが、笑)も開かれたのですが、僕は行けなかったのでそのDVDを観て楽しんでいます。麻琴さんは、細野さんよりちょっと若くて還暦は来年ということになるのでしょうか?(還暦記念で夕焼け楽団再結成とかならないかな!?)ともあれ、好きな二人が同じ誕生日というのは偶然であれ何かの縁を感じます。
ということでもちろん今夜は、その二人が一緒に演奏しているアルバム「ハワイ・チャンプルー」を聴きました。久保田麻琴と夕焼け楽団名義で発表されたこのアルバムは、1975年ハワイ録音でなんと細野さんはドラマーとして参加されています。
アール・フッカーの「ギター・ラグ」をスティール・ギターに置き換えての「スティール・ギター・ラグ」で始まるこのアルバムは、全篇リラックスしたレイドバック感溢れる演奏で貫かれていて、それまでの日本のロックにはなかなか見られなったユッタリとしたグルーヴをかもし出すことに成功しています。そこにはアメリカのロックはもちろんのこと、カントリーやブルース、さらには沖縄音楽までもがごった煮になって、それはもう美味しいことといったら!タイトル通りガンボ、チャンプルー状態な訳です。
当時は、あまり売れなかったのでしょうが、今聴いても色褪せない名盤だと思います。ライナー・ノーツが作家の片岡義男さんというのも時代を感じさせてくれます。
私事で恐縮ですが、当時お付き合いしていた可愛い女の子が、やっぱり7月9日生まれだったのですが、このアルバムのB面1曲目に入っている「サン・フランシスコ・ベイ・ブルース」(DSDのレパートリーでもあります。ここでは英語で歌われています。)の歌詞のようにアメリカへと旅立っていきました。そう見事に振られたしまったわけで、ちょっと切ない青春の思い出です。(笑)
遅い時間に来てくれたO君と一緒に話しながら聴いていたのですが、その後は細野さんの「大安洋行」「トロピカル・ダンディー」と続いていきました。YMOになる前のトロピカル三部作と呼ばれる作品も大好きです。本人曰く「フラッシュ・バックがあって個人的には大変な時期だった。」としても素晴らしい作品には違いありません。そしてそこにも麻琴さんも参加しているわけで、僕らの耳を遠くニューオリンズやジャマイカ、カリブまで連れて行ってくれた功績にも感謝したいものです。
今夜は、その前にトビさんが来ていたので、割と真面目に音楽やバンドのことを話していたのですが、なんにせよ音楽ネタで飲み語るのは楽しいです。ですが、やっぱりお客さんの来店が少ない実情。別に音楽が目当てじゃなくても良いですから来てもらいたいものです。ガンボを始め、そこそこいけてる料理やカクテルもあるしね。(笑)
そうそう今日の午後は、クレオール・ソースの仕込みをやっていました。ということで今夜の夜食は、それを使ったピザ&ビールで一人で乾杯!美味しかった。(笑)