１０年ぶり

今日は早起きして（あくまでも普段の僕の生活ではという意味ですが）ホテルにお泊りのダイちゃん夫妻を迎えに行って、ちょいとばかりの人吉観光に連れ回しました。本当はもっと時間があれば、いろんなところに行きたかったのですが、久しぶりの夫婦水入らずの旅行（フルムーン旅行にはまだちょっと早そうですが。笑）のダイちゃんはせっかくの九州ということで、鹿児島や阿蘇を回る予定をきっちりと計画してきたようで、お昼過ぎには人吉を発つとのことでした。
まぁ、今回の人吉来訪の目的は、ベアーズ・カフェでとしなりさんのライヴを見るということだったようなので、まぁ、良しとしましょうか。（笑）それでも午前中、人吉市内の観光地、ゆうれい寺として有名な永国寺や人吉城跡、そしてつい最近国宝に指定されたばかりの青井神社などベタな所を回ってきました。何処へ行ってもそれなりに観光客の姿が見受けられたのは、地元民としたらありがたいことですね。それに今日は昨日までとはうって変わっての良い天気でまるで真夏のようだったし。
お昼御飯を一緒にした後、ダイちゃん夫妻は列車に乗って旅発っていったのですが、八代までの線路の旅もまた良い思い出になるといいな。来た人は分かると思いますが、けっこうすごい景色なんですよ、その路線。
と、ちょっと寝不足気味の夜の営業時には、先日連絡があったヤンシーが熊本の凛やさんの娘さんのＳちゃんに連れられてやって来ました。
そのヤンシーと会うのは１０年ぶりになります。先のダイちゃんも東京を離れる直前に東京の店に来てくれたことがあったので１０年ぶりだったわけですね。
ヤンシーには、１０年前まで自由が丘で営んでいた「マルディ・グラ」で毎週月曜日にセッション・ライヴを行ってもらっていて、そこからプロのピアニストとして現在に至る訳で、彼の活躍の様子はいろんなところで知っていて頼もしく思っていたものでした。例えばハーピストのコテツとのデュオ「コテツ＆ヤンシー」やＭＯＯＮＥＹの若手ミュージシャンを集めたグッド・ロッキン・バンド「ラッキー・リズム」、ＫＹＯＮやリクオ、伊東ミキオなどピアニストとコラボした「クレイジー・フィンガーズ」での活躍などが有名ですかね。
今回は、某有名若手バンドのツアーのサポート・ピアニストとしての九州入りということで、その休みの日を使ってわざわざ人吉まで足を伸ばしてくれたものです。久しぶりに会ったヤンシーは、かえって若返った感じもあり相変わらずの好青年？（もう３９歳になるというのにもビックリ。みんな年取るなぁ！笑）でした。途中電話でＫＹＯＮ（ex.ボ・ガンボス）とも話せたし、楽しい時間でした。ガンボも美味しい美味しいと言いつつ食べてくれました。
東京や横浜でＤＳＤのライヴ/パーティーをサポートするという夢のような話で盛り上がり、美味しいビールと時間は過ぎて言ったのですが、機会を作って九州ツアーを組んでベアーズ・カフェでもライヴをやってもらいたい（みんなにヤンシーのピアノを聴いてもらいたい）と思った夜でした。

サムチンはヤンシー本人も持っていないという１０年前に出たマニアックなブギウギ・ピアノ３人（もちろんヤンシーも参加）のＣＤを持って来てサインしてもらっていました。一緒に来たヒデ君（黄色のＴシャツの彼）は、珍しいシタール奏者の熊本在住のミュージシャンだそうで、近々ベアーズ・カフェでライヴが出来るかもです。
冒頭の写真は、２００４年に出たヤンシーのソロ・アルバムですが、シンガー・ソングライター作品に仕上がっているこの作品にはいい意味で意表をつかれたものでした。そのジャケットに今日の日付入りのサインをして貰いました。ほんと今度はライヴをしに来てもらいたいものです。