日倉士歳朗ライ・クーダーを語る

bearsmick2008-06-17

先日のライヴの時、今度シンコー・ミュージックから出るマニアックなロック雑誌「ロック・ジェット」にライ・クーダーについてのインタビューが掲載されるということを日倉士歳朗君が言っていました。もっともライ・クーダー本人についてだと思っていたら、実はローリング・ストーンズの「レット・イット・ブリード」におけるキース・リチャーズのスライド・プレーやギターのフレイジングについてのことだったと笑いながらライヴの中のおしゃべりで語っていたものでした。
日倉士歳朗ファンであり、ライ・クーダーも大好き、もちろんローリング・ストーンズも大好きな僕にはとても魅力的な話でした。オマケに数あるローリング・ストーンズのアルバムの中でも、今回ロック・ジェットvol.32で特集されている「レット・イット・ブリード」は、自分の中で1,2位を争う名盤なのです。
ところでこの季刊誌である「ロック・ジェット」の存在を、恥ずかしながら全く知らなかったのですが、「マニアックな雑誌だから田舎の本屋にはないかもよ。」という話だったのに、今日本屋さんに行ったら、なんと1冊だけですが本棚に並んでいるではありませんか!やっぱりこれは僕に買って読めという天からの啓示に違いありません。(ホントはこんなに大袈裟でなくて、本屋さんに取り寄せてもらおうと思っていたのですが。笑)ともあれ、即購入してきて日倉士君のページを読んでみました。
写真のページを入れて14ページにも渡るその記事は、日倉士君の音楽との付き合い始めのことから、ライ・クーダーへの思い、そして本題であるライ・クーダーローリング・ストーンズとりわけキース・リチャーズに与えた影響などがインタビュー形式で書かれています。30年以上の付き合いになる日倉士君ですが、考えたらギターを弾き始めた動機など訊いたことがなかったような気がします。(メジャー・デビューしたボブズ・フィッシュ・マーケット参加のきっかけは訊いたことがありましたが。)
一時期、日本のライ・クーダーと呼ばれることを嫌がっていたこともある日倉士君ですが、今の時代になって、素直に語れるようになったのか、興味深い内容でした。結局、ライ・クーダーローリング・ストーンズを通して日倉士歳朗が見えてくる、そんな記事で、ぼくとしたら全くOKです。(笑)
全国の日倉士歳朗ファンの方々、一読をお薦めします。