伯父さんの通院

以前も書いたかもしれませんが、昨年入院〜退院した伯父さんの隔週ごとの通院に付き合っていて、今日がその日でした(それにしてもたっぷり時間がかかります)。入院前の診断では、このままだとあまり先が長くないとのことだったのですが、その後の治療が効いたのか、見る見るうちに元気になって回復してきました。もちろんこれは本人の生きようとする意志が大きいのだと思います。
僕が人吉にUターンしてきた大きな理由に、人吉に住んでいた両親と姉を一気に亡くしたことがあります。時間が経つのはほんと早いもので、今年は彼等の13回忌の年に当たります。先日も福岡に住む姉(たった一人の肉親になってしまいました)から電話があって、そのことについて話したのですが、普段、別に宗教的な生活を送っている訳でもなく、これといった先祖供養をしている訳でもない僕のような人間にも、それが節目というのは分かるような気がします。
ウチの場合、幸か不幸か、彼ら三人がほぼ同時期に亡くなったので、まとめて法事が行えるので、これは多いに助かることなのかもしれません。ほんと子孝行な親たちでした。(笑)
人が亡くなると、お葬式やその後の処理に大層な時間や手間がかかります。今までは言えなかったのですが、先の伯父さんに、出来れば元気なうちに遺言というか、亡くなった後の処理の仕方などを指示してもらいたいと思い、どうしたらいいか訊ねてみました。そうしたところ、伯父さんは、もうちゃんとした立会い人のもと書類にしてあるとのこと。伯父さんが言うには「人が死ぬと、それまで全く行き来もなかった親戚なんかががやって来て、財産の分け前を狙う人が出てくるから。」だそうです。取り立てて資産家でもない伯父さんがそう言うのは、ちょっと可笑しかったりもするのですが、それを聞いた僕は確かに一安心です。(笑)
今日、お医者さんにその後の病状の進行具合を尋ねてみたのですが、安定していてまだまだ大丈夫だそうです。亡くなった父親と同じ年のその伯父さん、まだまだ元気でいてもらいたいものです。