こんど君にいつ会える

bearsmick2008-04-22

感動がいっこうに冷めやらぬ毎日です。ということで今日の日記も友部さんネタで。
先月発売されたばかりのCD「歯車とスモークド・サーモン」は、ライヴ時に買わせて頂き、聴いています。21枚目になる今作は、バンバン・バザールやパスカルズふちがみとふなとといったミュージシャンと一緒に録音されています。友部さんの歌と対峙するようなというか溶け合うような演奏が、しだいに身体に沁み込んでくるようなCDです。
友部さんには、フォーク・シンガーというイメージがあるかもしれませんが、前にも書いたように、その時代時代で若手のミュージシャンたちとコラボしつつ、確固たる自分の音楽を作り出している稀有なミュージシャン/アーティストであると思います。例えばジャズ・ミュージシャンやロック・バンドと共演しても、ぶれることがない太い芯が一本通っている、そんな感じです。
昨日も書いたことですが、僕は熱心なファンというわけでもなかったので、ポツンポツンと時間を置いて聴いてきただけです。(今後、熱心なファンになるかもしれませんが。笑)そんな中、1989年(娘が生まれた年だ)に発表された「夕日は昇る」というアルバムは、けっこう好きでした。打ち込みサウンドも取り入れられたこのアルバムは、ちょっとポップなところもあり、以前は「待ちあわせ」という歌がお気に入りだったのですが、このアルバムの最後に入っていたタイトル曲がいつの間にか頭に住みついてしまっていたようです。この「夕日は昇る」という曲は、友部さん一人でのアコースティック・ギター&ハーモニカによる演奏です。とても素敵な歌です。
ちょっと歌詞を書き出してみたいと思います。
「夕日は昇る」
ねぇ、知ってるかい 日暮れにおりて来た太陽が
また昇りはじめて 雲の中にかくれて夜が来た
こんど君にいつ会える

今まで沈むばかりと思っていた太陽が どんどん昇って消えちゃったんだ
日暮れは一日の波打際で 海岸にいるように騒がしい
こんど君にいつ会える

ぼくは君のことを思いながら コップにビールを注ぐ
するとあたりがまっかになって 地平線が白く泡立ったんだ
こんど君にいつ会える