素晴らしい!

bearsmick2008-04-20

今夜もまた豪華で楽しいライヴでした。
昨年10月にベアーズ・カフェに遊びに来てくださった友部正人さんが、今夜はライヴをしにやって来てくださったのです。今回もまた熊本在住のシンガー&ギタリスト風太郎と一緒だったので、二人の素晴らしい歌を堪能することが出来たのです。
夕方店に着いた二人を迎えたのは、この日のライヴも目的の一つだった帰省中の尾城君。僕が到着する前にもう二人と仲良くなっていて、北海道の自宅から持参した友部さんの2枚の7インチ・シングル「町は裸ですわりこんでいる」「一本道」(なんでも友部さんのシングルは、この2枚しかないそうです)に、ちゃっかりサインしてもらっていました。(笑)
しばしコーヒーを飲みながら歓談した後、音出しリハ。今回の友部さんのギターは、甲府のルシアー(ギター製作者)が友部さんのために作ったというもので、13フレット・ジョイント、小振りのギターの形は、ボブ・ディラン好きならニヤッとするものでした。

マーティンでもギブソンでもない、でもとても良い音でした。そしてその小振りの形状からは想像も出来ないくらい大きな音が出ていました。本当に良いギターです。
実は友部さん、石垣島でのトライアスロンに出て、ちょっと風邪をひいたそうで、喉の調子が悪そうでした。リハの時は声が出ずらそうでしたが、本番が始まると次第に調子が出始めいい感じでライヴは進みました。いやぁ、プロだな、やっぱり。
まずは、風太郎のライヴからスタート。彼もまたディランや友部さんから影響を受けたミュージシャンですが、今夜はノリの良いアップ・テンポのロックンロールの曲を多く演奏して場を盛り上げてくれました。相変わらずの真っ直ぐな歌が気持ち良いです。

さて友部さんの登場です。ベアーズ・カフェでのライヴ初登場ということもあって珍しく大入り満員で、僕もホッと一安心です。だって僕も高校時代(卒業間近かでしたが)に多いに衝撃と影響を受けた、ある種憧れの人ですから。
シンプルなメロディーを伴った言葉がギターに乗ってスッと心に響いてきます。トーキング・ブルース・スタイルの歌もさすがで、ほんとカッコ良かったです。昔、恥ずかしながら僕も真似ていたものでした。

ギターを弾かずにハーモニカだけの吹き語りも披露。手と足でリズムを取る姿も可愛かったです。

詩人としても評価が高い友部さん、ポエトリー・リディングも披露してくれました。

アンコール/リクエストにも応えてもらいました。何十年ぶりでしょうか生で「一本道」も聴けて嬉しさもひとしおでした.

更に最後は、風太郎と一緒に歌ってくれました。風太郎のリード・ギターとコーラスもバッチリ決まって、もう満足の夜でした。
夜遅くまで良く飲み、語り合いました。とても素晴らしく幸せな一日だったのは、間違いないところ。こんな日があるから、またガンバロウという気になるんですね。(笑)