ジミー・ロジャース

bearsmick2008-03-18

有名なジミー・ロジャースというシンガー&ギタリストは、ブルース界とカントリー界に二人存在するのですが(多分世の中には同姓同名の人はたくさんいるような名前ですが)、このところのカントリー・フィーバーな僕には、もちろんカントリー界のジミー・ロジャースです。
現在帰省中の尾城君が、わざわざジミー・ロジャースのベスト・アルバムとトリビュート・アルバムのCDを持って来てくれました。お土産という訳でなく貸してくれただけですが。(笑)ハンク・ウィリアムスはボックス・セットしか持っていないということで、彼が人吉に帰ってきたら聴かせてもらうことにします。
 
で、早速聴きました。(もちろんコピーもしました)今まできちんと聴かなかったことが悔やまれるほどの素晴らしさです。なるほど僕の好きなミュージシャンたちが賞賛しているだけあります。1930年代の録音なので音的にはそれなりなのですが(その割には音が良いと思いましたが)、なんといってもノリというかグルーヴさがしっかりあるのです。確かにカントリー音楽というにはいろんな要素が垣間見えて楽しさ倍増です。
1996年に発表されたトリビュート・アルバムの方は、なんでもボブ・ディランのレーベルから出たようで、これまた僕が好きなミュージシャン、例えばディランを始めジェリー・ガルシア、ヴァン・モリスン、アーロン・ネヴィルなどそうそうたるメンツが参加しています。オリジナルが先ほども書いたように、ある意味ミクスチャーな音楽なので、カヴァーの仕方もミュ−ジシャンの個性が出ていてたいへん楽しく聴くことが出来ました。それにしても意識して聴いてこなかったものの70年代に慣れ親しんできた楽曲(聴いたことがある曲)が多いのにも驚きました。それだけアメリカでは大きな存在だったのですね。
遅ればせながら、またもカントリーの奥深さを思い知らされた訳ですが、こんな豊潤な音楽を知らないまま死ななくて良かったと思います。(笑)ほんと世界は広いなぁ、自分が知っている世界なんて微々たるもんなんだと思い知らされました。という訳でこれからもまだまだ古くても自分にとって新しい音楽探求の旅は続いていくのです。