今夜もまた音楽な夜

bearsmick2008-03-07

3月だというのにまだまだ寒い日というか夜が続きます、日中はけっこう春めいて暖かいのですがね。寒さのせいで客足が伸びないのかどうかはよく分からないのですが、そんな夜はまたもヴィデオ観賞です。
鳴り物入りで大々的に行われた、ザ・ポリスの再結成コンサートの模様が、先日WOWOWで放送されたので、友達にDVD録画してもらいました。その時一回は見たのですが、店で仕事をしながらだったので、ちゃんと観ることが出来ていませんでした。ところが今夜は金曜の夜だというのにけっこうちゃんと観ることが出来ました。が、なんだかなぁ・・。(笑)
ギターのアンディ・サマーズがインタビューで語っているように、昨年のグラミー賞の時に再結成したポリスですが、経済的理由(お金のためってことね)が大きいようです。でも、それを公言していることは、潔くて悪い気はしません。楽曲も演奏も水準は保っているので、単なる金儲けというより、待ち焦がれていたファンに対するサーヴィスとも取れますからね。
パンク・ニューウェイヴの流れから出てきたポリスですが、当時から他のバンドとは一線を画していて(実際、キャリア豊富なメンバーによる大人のバンドでした)、けっこう好きなバンドでした。(当時、僕が好きだったのはクラッシュ、スペシャルズトーキング・ヘッズといったところでした。)
改めて久しぶりのポリスを見て聴いてみると、機材の進化もあるのでしょうが、きっちりとポリスの音になっています。一番大変そうなドラムもステュワート・コープランドがよる年波に抗うかのようなアグレッシヴなドラム・ワークを見せていましたし、スティングもちゃんと声が出ていてポリスらしさを表わしていました。そしてギターのアンディ・サマーズの作り出す多彩な音が大活躍、やっぱりこの3人が揃ってこそポリス・サウンドというものなんだと再確認しました。
この放送は、先月の13日に東京ドームで行われたコンサートなんですが、もちろん会場は大入り、満員のようです。ただTVで観ている僕は、正直ちょっと飽きる時があったのは事実です。作りこまれたきっちりした音楽より、ルーズでもナマな音楽が趣味に合っている今の自分の感覚のせいなんでしょうが、このライヴを見終わった後で、ジェリー・ガルシアとデヴィッド・グリスマンのDVD「グレイトフル・ドウグ」が観たくなりました。アコースティックな音に安心感を感じてしまう私でした。(笑)