ニューオリンズ

bearsmick2008-02-21

ニューオリンズ音楽好きを自認する私、ミックですが、恥ずかしながらこの映画の存在をつい数年前まで知らなくて、もちろん観たこともありませんでした。
数年前に、先日ベアーズ・カフェでもライヴをやってその素晴らしい喉を披露してくMOONEYから、この映画のことを教えてもらっていたのですが、なんでも¥500の名作シリーズにあるというこの映画を探していたものの、いかんせん田舎町のことなかなか見つからなかったのです。
で、今回のMOONEYのライヴ時にまたこの話題になって、なんでも昨年MOONEYが水俣のつるじいにプレゼントしてあげたということなので、つるじいに貸してもらおうと思ったら、それを聞いていたサムチンが「それなら僕持っているよ。」と、こともなげに言うではありませんか。これぞ灯台下暗し、早く言ってよ、サムチン!(笑)
ということで、やっと無事に観ることが出来ました。内容はと言うとニューオリンズに東部から越してきたクラシック/オペラ歌手の白人女性とニューオリンズの繁華街でクラブ/賭博場を営む、ジャズに理解がある白人男性との恋愛を軸に話は進むのですが、なんといっても凄いのは、そのクラブのハウス・バンドがルイ・アームストロングのバンドであることと白人女性の家のメイドがビリー・ホリデイで、もちろんルイ・アームストロングのバンドと一緒に歌も披露してくれます。
現在でもそう思っている人もいるかもしれませんが(笑)、クラシック音楽が一番偉くて、ジャズやブルース(今だったら、それから発展したロックやソウルなどポピュラー音楽も含む)は、それより劣る音楽だという認識が当たり前だった時代に、このような映画が作られたことは素晴らしいことです。そして当たり前のハッピー・エンドの結末、良い映画でした。
MOONEYの歌で知っていた「Do you know what it means to miss New Orleans」という歌が、この映画のテーマ・ソングだったのも恥ずかしながら初めて知った訳ですが、いやぁ、良い歌だなぁ!(笑)

そのMOONEYがルイ・アームストロングに捧げたアルバム「Mooney sings Louis」。もちろんこのアルバムに前述の曲「Do you know what it means to miss New Orleans」も入っています。