デッド・ベアーが客を呼ぶ

bearsmick2008-01-22

日曜日の盛況の反動か、小雨降る天気のせいか、月曜・火曜と閑な夜が続いています。
そんななか林業の仕事の研修で愛知県から来ているという若者が来店しました。なんでもその彼は数年前の「忍野デッド(日本のデッド・ヘッズのお祭り、野外コンサート)」に参加して以来、デッドやフィッシュ、ストリング・チーズ・インシデントといったいわゆるジャム・バンドといわれる音楽やライフ・スタイルにはまり、仕事を辞めてアメリカまでザ・デッド(ジェリー・ガルシア亡き後、残ったメンバーがやっているバンド)を観に行き、帰国後、自然の中で仕事がしたくなって木こりという仕事を選んだということでした。
人吉は盆地なので四方八方を山に囲まれていて、昔は林業で栄えたと聞いていますが、最近は外材の影響もあり寂れつつあると思っていました。ですが、他所からの研修生を受け入れているくらいこの地方ならではの林業のあり方があるのだそうで、なにやら門外漢の僕もちょっと嬉しくなったりします。(笑)
その彼は、ベアーズ・カフェを知っていての来店ではなく、夜の街を歩いていて偶然、デッド・ベアーの看板を見つけて入ってきたのだそうです。それだけでもありがたく嬉しいのに、いろんな話が出来て、ヤル気ある若者の話が聞けて、それはもう楽しかったです。もちろんBGMはジェリー・ガルシア・バンドのライヴでした。彼は、デッドよりジェリー・ガルシア・バンドのユルさ音数の少なさの方が自分に合っていると話していました。う〜ん、分かってらっしゃる。(笑)
こんな素敵な出会いがあるのも店をやっているからですよね。