A先輩と加山雄三

bearsmick2008-01-16

つい先日、同級生のT子ちゃんが連れて来たのは、僕の一つ上の先輩Aさんでした。このA先輩とは、東京の大学に進学した時、最初の2年間を過ごした人吉・球磨出身者の為の学生寮「球磨寮」で一緒したものの、取り立てて仲が良かった訳でもありませんでした。というより剣道をなさっていたAさんは、ちょっと怖いくらいの存在で、たまたま一緒になった銭湯で、当時長髪だった僕は意見されて萎縮していたくらいです。(笑)そうそうその「球磨寮」では1年間尾城君と同室していたこともありました。2食付で月7000円という寮費は当時でも格安でした。そしてそこでは一生分の麻雀もやったかも知れません。(笑)
そのAさんが、また今夜来てくれました。もう十分大人になっている僕たちは、お互いの学生時代のことなどをお酒を飲みながら語り合いました。すると意外にも音楽好きなことが分かりました。剣道部だったので一方的に体育会系で話は合わないものと思っていた僕には、嬉しい誤算という訳で、お互い子供の時に影響を受けた音楽の話になっていきました。
なんでもAさんは、ヴェンチャーズ、加山雄三のファンだったそうで、自分の子供に映画「若大将シリーズ」の主人公、田沼雄一の名をとって、雄一郎(郎は親に付け足されたそうです。)と付けたそうです。さらに昨年末には、ヴェンチャーズや加山雄三が使っているモズライトのエレキ・ギターも買ったそうです。噂には聞いていましたが、退職した団塊の世代や退職間近な世代に、けっこう高価なギターが売れているというのは事実のようです。職場(介護・養護施設にお勤めのようです)ではドラムも叩いていらっしゃるとのこと、なかなかどうして豊かな音楽生活をお送りになっているではありませんか。
と言う訳で、今夜は加山雄三のレコードをたくさん聴きました。今はもう持っていないのですが、ひょっとしたら僕が最初に買ったレコードは加山雄三のシングル盤だったかもしれません。確かに僕も小学生の頃は、ファンだったのは間違いなく、当時のヒット・シングルは何枚か持っていましたからね。
 
相当痛んでいますが、当時のオリジナルLPのジャケット。若大将といわれるだけあってハンサムです。裏ジャケットにはモズライト・ギターを抱える加山雄三の姿が。